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2015年3月30日 (月曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・19

Ahmad Jamal『The Ahmad Jamal Trio』(写真左)。女性の横顔を魅力的にあしらった粋なジャケットと共に、長年、手にしたいアルバムだった。が、オリジナル・フォーマットで、なかなかCD化されない。どうしたのかなあ、と思いながら、ずっと待っていた。

待てば海路の日和あり。昨年の9月に、オリジナル・フォーマットで、やっとCDリイシューされた。改めて、この盤は1955年10月の録音。ちなみにパーソネルは、Israel Crosby (b), Ray Crawford (g), Ahmad Jamal (p)。収録曲は以下の通り。魅力的なスタンダード曲がズラリと並んでいる。
 

  1. Perfidia
  2. Love for Sale
  3. Rica Pulpa
  4. Autumn Leaves
  5. Squeeze Me
  6. Something to Remember You By
  7. Black Beauty
  8. The Donkey Serenade
  9. Don't Blame Me
10.They Can't Take That Away from Me

 

The_ahmad_jamal_trio

 
収録曲を見渡すと、4曲目に「枯葉」が入っている。そのイントロのアレンジが、あのキャノンボール・アダレイ(マイルス・デイヴィス)の『サムシン・エルス』に収録されている「枯葉」とほぼ同じなのに気付く。

このジャマルのアレンジは、キャノンボール・アダレイ(マイルス・デイヴィス)の『サムシン・エルス』よりも速いテンポで、あのラテン風のイントロ・フレーズをギターに弾かせている。如何にマイルスが、このアーマッド・ジャマルにゾッコン惚れ込んでいたのかが良く判る。

このアルバムを聴くと、ジャマルは「バップ・ピアニスト」なんだなあ、と感じる。しかし、右手はシンプルに印象的なアドリブ・フレーズを紡ぎ出し、左手のブロック・コードが「合いの手」の様に、良い感じでリズム&ビートを供給する。

演奏全体のタッチはメリハリが効いていて、我々、聴き手の「演奏を聴く」という行為に十分に合致する。トリオ演奏の雰囲気はカクテル・ピアノに限りなく近いが、アドリブ・フレーズは十分にジャズしているので安心だ。

良いピアノ・トリオ盤だと思います。ジャマルと言えば『But Not For Me』が定盤ですが、ジャマルのピアノ・トリオ盤をもう一枚という向きにお勧めの一枚です。

 
 

震災から4年。決して忘れない。まだ4年。常に関与し続ける。決して忘れない。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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