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2014年11月15日 (土曜日)

Tangerine Dream『ロゴスLive』

シーケンサーによる躍動感溢れるビートに乗って、シンセサイザーが縦横無尽に、変幻自在に駆け巡る。時には幻想的に、時には攻撃的に、時には広大に、時には陰鬱に、シンセサイザーの旋律が疾走する。そんなTangerine Dream(タンジェリン・ドリーム)の音世界は、ジャズを聴きまくっての「耳休め」にピッタリ。

そんなTangerine Dreamの音世界は、ライブ音源では、よりメリハリ良くポップに、よりプログレッシブ・ロックっぽく展開して、気軽に聴けて聴き応えのある演奏になっている。シンセサイザー・ミュージックではあるが、リズム&ビートが前面に押し出て、ロック色が濃くなった演奏になったとも言える。

そんなTangerine Dreamのライブ音源の中でお勧めの一枚が、Tangerine Dream『Logos Live』(写真左)。1982年11月、英国ロンドンのDominion Theaterでのライブ録音。ライブ録音ですが、過去の既発表曲の焼き直しでは無く、当時、全くの新曲なので、演奏時のテンションや聴衆の耳の傾け具合の雰囲気など、オリジナル・アルバムとしての聴き応えは十分です。

タイトルの「Logos(ロゴス)」とは、ギリシア語で「ことば」を意味します。もともとは哲学の世界で用いられた用語で、「人を超えた存在」を意味します。キリスト教では、神の言葉の人格化としての神の子イエス=キリストを意味します。なかなか重厚なタイトルですよね。
 

Tangerine_dream_logos

 
さて、このライブは、1.Logos 45.06、2.Dominion 5.44 の2曲だけで構成される。1曲目の「Logos」はトータルで45分の長編で、LP時代は25:40頃にA面終了、続きは盤を裏返さなければならなかった(笑)。 CDの時代になって、この「裏返し」が無くなって、このライブ盤が聴きやすくなった。

この「Logos」は、45分を超える長尺の楽曲だが、8つのセクションに分かれている。この8つのセクションに分かれている「組曲」風な展開が、プログレッシブ・ロックっぽい展開という印象をより強くさせている。起伏のあるメリハリある展開で聴き所も満載。シンセの「泣きの旋律」が美しい。

しかし、シンセサイザーを駆使した演奏なんだけど、これだけの完成度の高さは単純に凄いなあ、と感心する。しかも、ライブですよ。1982年の時代で、電子楽器を駆使したライブ演奏で、これだけの完成度の高さを実現していたなんて驚異ですよね。

とにかく、Tangerine Dreamのライブ音源は、リズム&ビートが前面に押し出て、よりプログレッシブ・ロックっぽく展開していて、1970年代プログレ小僧の僕達にとっては聴いていてとても楽しい。 

 
 

震災から3年7ヶ月。決して忘れない。まだ3年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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