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2014年8月17日 (日曜日)

僕達は「タツロー」を聴き込んだ

学生時代に「山下達郎」を発見した僕達が、この「山下達郎」が日本のシティ・ポップを代表し、リードする存在と確信したアルバムが『MOONGLOW』(写真)。このアルバムは、僕がリアルタイムにタツローを経験した記念すべきアルバムで、リリース当時、とにかく思いっきり聴き込みましたね〜。

この『MOONGLOW』は、1979年10月のリリース。1979年の夏に『GO AHEAD!』を発見し、ファースト・アルバムである『CIRCUS TOWN』に遡った僕達は、当時、ニューアルバムである『MOONGLOW』リリースの報を知る。

当然、レコード屋に予約に走った。大阪のレコード屋では山下達郎はまだまだマイナーな存在。レコード屋の兄ちゃんに、相当に怪訝な顔をされたことを覚えている(笑)。

1979年10月の終わりだったと思う。実家の近くのレコード屋でこの『MOONGLOW』を入手。早速、ターンテーブルに載せる。当然、カセットテープへのダビングを平行して実施する。冒頭の「夜の翼 (NIGHTWING)」の多重録音ドゥーワップに感じ入る。この冒頭の1曲の雰囲気で、このアルバムは相当な内容であることを確信する。

2曲目「永遠のFULL MOON」が、格好良いのなんのって。山下達郎ミュージックの「完成形の1つ」がここにあった。シャープでライトなファンクネスが特徴の、米国では無い日本のポップ・ロックがここにあった。山下達郎のボーカルも格好良いし、バックのコーラスも格好良い。この曲は、当時の山下達郎の音世界を代表するものだ。
 

Moonglow

 
3曲目「RAINY WALK」から4曲目の「STORM」は、ソウル・ミュージックを日本人の感性でリコンパイルした絶品。聴き心地満点。日本語がソウルのリズム&ビートにしっかりと乗っかっている。ソウル・ミュージックを下敷きにしているとは言え、決して、米国っぽく無い。日本人としての個性の上にしっかりと成り立っている。

LP時代のA面のラストの「FUNKY FLUSHIN'」が格好良い。タツロー印のダンス・ミュージック、タツロー印のディスコ・ソングである。『GO AHEAD!』の「BOMBER」の音世界を踏襲しているのは明らかだが、曲の出来としては、より洗練されている印象。ノリノリの名曲である。

そして、LP時代のB面を占める「HOT SHOT」から「TOUCH ME LIGHTLY」「SUNSHINE−愛の金色−」「YELLOW CAB」、ラストの「愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-」までの音世界は、タツロー・ミュージックの完成形を見せつけてくれる。米国のソウル・ミュージックを下敷きにしながら、日本の歌謡ポップの個性をしっかりと織り交ぜて、キャッチャーなシティ・ポップを確立している。

ラストの「愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-」は、日本航空の沖縄キャンペーンのCMソングとして、テレビから流れていましたね。いよいよ、タツローのブレイクの瞬間が訪れる前触れの様なタイアップ・ソングでした。皆、これ誰だ、って感じで、こぞって、山下達郎の名前を調べ始めていましたね。僕達はそれを「お前たち今頃か〜」なんて冷静に見てました(笑)。

この『MOONGLOW』は、山下達郎ミュージックの「完成形のひとつ」を聴かせてくれた傑作である。とにかく「格好良い」楽曲がズラリと並んでいる。1970年代の日本シティ・ポップの名盤の一枚としてもお勧めの一枚である。

 
 

震災から3年5ヶ月。決して忘れない。まだ3年5ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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コメント

その達郎さんが一聴惚れしてすぐに自身のツアーバンドに招いたサックス奏者がこの7月にCDデビューしました。宮里陽太 "Pleasure" 達郎さんプロデュースのジャズアルバムです。音色も歌心も群を抜いています。日本人サックスでは現在エレナ寺久保と双璧を成すのではと思います。是非一度聴いていただき評価をお聞きしたいです。

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