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2014年8月 4日 (月曜日)

米国ルーツ音楽好きにお勧めです

ジャズって面白いなあ、って思うことが幾つかある。特に最近、黒人のジャズと白人のジャズの違いについて、改めて感じ入っている。同じジャズを奏でるにも、白人と黒人ではその表現するジャズの雰囲気が全く異なる。不思議だよな。

白人のジャズはスインギー。黒人のジャズ特有のファンクネスやブルージーな感覚は希薄。テクニックは優秀。リズム&ビートもキッチリしていて、アレンジメントが優秀。ストレートで端正な音が基本。そんな感じのジャズが白人のジャズだと僕は感じている。まあ、例外もあって、全てが全て、そうとは限らないんだが、それでも確かに、白人のジャズには白人のジャズならではの個性が明らかに存在する。

白人のジャズは端正で程良くアレンジされ、音は切れ味良くストレートなので、暑い夏に良く合う音である。コッテコテなファンクネスで粘りに粘ることは無いので、暑い夏に良く聴くジャズである。

そんな白人ジャズの中で、僕のお気に入りのピアニストの一人が「ディブ・ブルーベック(Dave Brubeck)」。ちょっと現代音楽的なアブストラクトな面を見せつつ、間を活かしたスクエアなノリの「パキパキ」ピアノが何故か若い頃から好きなのだ。加えて、相棒の「ポール・デスモンド(Paul Desmond)」のアルトが良い。ウォームで流麗なデスモンドのアルトがこれまた良い。

ブルーベックのピアノもデスモンドのアルトも、黒人ジャズお得意のファンクネスやブルージーな感覚は全くもって希薄。テクニックは優秀。リズム&ビートもキッチリしていて、アレンジメントが優秀。ストレートで端正な音が基本。こうやって改めてまとめてみると、ブルーベック・カルテットって、白人ジャズの見本みたいなバンドだということが良く判る。

暑い夏には、そんなブルーベック・カルテットの演奏を楽しむことが多くなるのだが、今日は、Dave Brubeck『Gone With The Wind』(写真左)聴く。1959年4月の録音。ちなみにパーソネルは、Paul Desmond (as), Joe Morello (ds), Gene Wright (b), Dave Brubeck (p)。
 

Brubeck_gone_with_the_wind

 
若かりし頃、ジャズ者初心者の頃は、ブルーベック・カルテットに、こんな魅力的な選曲をしたアルバムがあるなんて全く知らなかった。
 
米国トラディショナルをベースに構成された選曲は、米国ルーツ・ミュージック好きには堪えられない内容だ。特に、このアルバムは、米国南部のトラディショナルを中心に構成されており、米国南部好きには、これまた堪えられない内容になっている。

1. Swanee River
2. The Lonesome Road
3. Georgia On My Mind
4. Camptown Races
5. Camptown Races  (Alternate take)
6. Short'nin' Bread
7. Basin Street Blues
8. Ol' Man River
9. Gone With The Wind
 
以上が収録曲の一覧なのだが、冒頭のフォスターの「スワニー川」から渋い渋い。3曲目は、ジョージア州の州歌である「我が心のジョージア」には何故かしみじみする。4曲目は小学校で習った、これまたフォスターの「草競馬」が楽しい。ジャズにアレンジされた「草競馬」がこんなに魅力的で楽しいなんて。良い雰囲気ですね〜。「オールマン・リバー」も良いなあ。

レコードジャケットの写真も良い。ブルーベック、デスモンド、モレロ、ライトの4人が、アイビー・スタイルでバシッときめていて、とっても「クール」な出で立ち。古き良き米国を感じる、そんな魅力的なジャケットも良し。単純に聴いて楽しい、本当に良いアルバムです。

 
 

震災から3年4ヶ月。決して忘れない。まだ3年4ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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