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2014年7月 8日 (火曜日)

日本編集盤『The Best of Focus』

アルバム毎に色々な思い出があるが、今を去ること40年ほど前、高校時代に聴いた70年代ロックのアルバムには、アルバム毎に強い思い入れ、印象的な思い出が重なっていて、振り返ってみるとなかなかに楽しい。

その時の高校のイベントの思い出と重なっていたり、その時の映画研究部の部室の風景と重なっていたり、そのアルバムを聴き込んでいた頃の季節の雰囲気と重なっていたり、クラブの合宿の思い出と重なっていたり、思い出すシチュエーションは様々だが、どれもが今となっては懐かしい思い出ばかりである。

加えて、その様々な思い出に重なるアルバムは、その収録曲、その曲順、そのアレンジ、そのミックスは、その時のアルバムと同じであることが絶対であって、「同じような」収録曲、曲順、アレンジ、ミックスでは駄目で、「同じ」収録曲、曲順、アレンジ、ミックスであることが必須である。

よって最近のCDのリイシューの折、オリジナルの収録曲、曲順の後に「ボーナス・トラック」がオマケで収録されてくるケースが増えてきたが、これが僕にとっては「大きなお世話」なのだ。ジャズであれば「別テイク」についてはそれなりの価値があるが、ロックの世界はジャズとは違う。アルバムに収録されたバージョンが絶対であり、収録され無かったバージョンは「没テイク」なのだ。

1970年代、オランダのプログレッシブ・ロックの代表的バンドに「フォーカス(Focus)」というバンドがあった。「フォーカス」の演奏するメロディーやアンサンブルには、クラシックの楽曲構成やロマンティシズム、ロックのダイナミズム、ジャズに代表される即興性など、さまざまなエッセンスがミックスされており、加えて、彼らの高い演奏技術と楽曲の独創性から、他のプログレ・バンドなどには見られない、唯一無二のオリジナリティーを誇る。

高校時代、僕はこのバンドのベスト盤をLPで所有していた。レコード屋でふとしたことから、このベスト盤を手にして、この「フォーカス」というバンドを知り、この「フォーカス」というバンドがお気に入りになった。そんな「フォーカス」のベスト盤なのだが、現在、市場で流通しているフォーカスのベスト盤は、僕が所有していたLPのベスト盤とは収録曲が異なる。僕が高校時代に所有していたベスト盤は日本のみの編集盤であり、CDでリイシューされたことが無い。

しかし、この夏の初めの季節になるとこの日本のみの編集盤である『The Best of Focus』(写真左)が無性に聴きたくなる。CDでリイシューされていないので、該当する収録曲を含むフォーカスのオリジナル・アルバムをiTunesにぶち込んで、プレイリストで忠実に、この日本のみの編集盤である『The Best of Focus』を再現して楽しむ事にしている。
 

Best_of_focus_jp

 
この日本のみの編集盤である『The Best of Focus』の収録曲は以下の通り。

1. Hocus Pocus
2. Focus
3. House Of The King
4. Moving Waves
5. Sylvia
6. Focus II
7. Love Remembered
8. Carnival Fugue
9. Focus III
10. Hocus Pocus Fast Version

 
4曲目の「Moving Waves」、7曲目「Love Remembered」、そして、8曲目の「Carnival Fugue」を収録しているところが、この日本のみの編集盤である『The Best of Focus』の憎いところである。この3曲は、フォーカスというプログレ・バンドの特徴を実に良く表していて、フォーカスを知る上では必須の楽曲である。現在、市場で流通しているフォーカスのベスト盤には、残念ながらこの3曲が収録されていない。

そして、僕にとっての「フォーカスのベスト盤」は、このポリドールからリリースされた日本編集盤の選曲、曲順でなければならないのだ。この曲、この曲順だからこそ、フォーカスを聴き込んだあの頃の気持ちに戻って、フォーカスを心から愛でることが出来、あの頃の思い出にドップリと浸ることが出来るのだ。

そうそう、あの頃の思い出とは、高校3年生の6月の頃のこと。「まんが日本昔ばなし」の実写版の映画を文化祭向けにクラスで制作する為、監督を請け負った僕は、受験勉強をかなぐり捨てて、ひたすらシナリオをチェックし書き直し、シナリオのイメージに従ってひたすら「絵コンテ」を書きまくっていた。

その映画監督としての、様々なクリエイティブな作業のバックで、この日本のみの編集盤である『The Best of Focus』がヘビロテで鳴り響いていたのだ。「まんが日本昔ばなし」の実写版の映画の成功は、この日本編集盤の『The Best of Focus』に負うところが大きい(笑)。

 
 

震災から3年3ヶ月。決して忘れない。まだ3年3ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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