梅雨の季節の「山下達郎」
この3日間、ずっと雨が降り続いていた。何時止むやも知れず、かなり強い雨が延々と降り続いた。過去に、これだけ長時間、これだけ雨が降り続いたという記憶が無い。それほどまでに、今回の長雨は酷かった。
我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、雨が降れば、雨の雰囲気に合ったアルバムを曲をかける。梅雨の季節であれば、梅雨の季節に合ったアルバムを曲をかける。これはジャズはもとより、70年代ロック、70年代Jポップでも同様である。
今日はほとほと長雨に参って気分が優れない。気分を立て直すべく、70年代Jポップのアルバムを選択しようと、アルバムの選定を始めた。6月かあ、梅雨かあ、70年代Jポップかあ、と思いを巡らせたら、思わず、山下達郎の「RAINY WALK」という曲が頭の中をよぎった。
確かにこの「RAINY WALK」は梅雨の季節によく聴く曲ではある。何故かな、と思ってよくよく振り返ってみたら、この「RAINY WALK」という曲は、あの山下達郎の大ヒット曲「RIDE ON TIME」のシングルのB面曲だったことを思い出した。
シングルの「RIDE ON TIME」(写真右)は、1980年5月のリリース。よって、1980年の梅雨の頃、この「RIDE ON TIME」と併せて、B面曲の「RAINY WALK」がヘビロテ曲だったのだ。この「RAINY WALK」という曲は、1980年9月リリースの山下達郎のソロアルバム『RIDE ON TIME』(写真左)に、再録音され、目出度く収録された。確かB面の3曲目と記憶する。
よって、翌年1981年より、梅雨の季節の「山下達郎」として、このソロアルバム『RIDE ON TIME』は、6月〜7月によくかける。他の収録曲をみても、この『RIDE ON TIME』というアルバムは、内容的に6月〜7月の初夏から梅雨の季節に合った内容なのである。
冒頭「いつか(SOMEDAY)」のゆったりと歩くようなファンキーなリズムは初夏の雰囲気を漂わせ、B面冒頭の「夏への扉(THE DOOR INTO SUMMER) 」などは、タイトルからして、この季節にピッタリだし、当然、B面3曲目の「RAINY WALK」は梅雨の季節にピッタリの内容であり、雰囲気なのだ。
そして、A面のラスト、大ヒット曲「RIDE ON TIME」は、1980年5月から7月にかけて聴きまくった記憶から、どうもこの「RIDE ON TIME」という曲は、僕の頭の中では「初夏から梅雨時のヒット曲」という感覚があって、毎年、この初夏から梅雨の季節に突如として聴きたくなるのだ。
ということで、我がバーチャル音楽喫茶『松和』での、梅雨の季節の「山下達郎」は、かの大ヒットアルバム『RIDE ON TIME』で決まり。実は、今年も2週間ほど前から、突如として聴きたくなり、このアルバム『RIDE ON TIME』はヘビロテ盤の一枚になっています(笑)。
とりわけ、LP時代のB面の「夏への扉(THE DOOR INTO SUMMER) 」から「MY SUGAR BABE」「RAINY DAY」の流れがお気に入りでよくかける。そして、キメの一曲は「RIDE ON TIME」。
「青い水平線を いま駆け抜けてく 研ぎ澄まされた 時の流れ感じて」
大震災から2年10ヶ月。決して忘れない。まだ2年10ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。
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