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2014年6月 5日 (木曜日)

サディスティックスのライブ盤

確かに振り返ると6月に良く聴く。明らかに初夏のシーズン向けの爽快な楽曲、僕が高中正義の楽曲の中でのお気に入りな名曲「Ready to Fly」。

この「Ready to Fly」は高中の代表曲として、様々な高中のアルバムに収録されている。どのバージョンもそれなりに楽しめるんだが、どうも高中のアルバムはどれも、高中のギターが全面に出過ぎるきらいがある。

まあ、高中がリーダーのアルバムだから、演奏だから仕方がないけど、もっと、バンドの総合力で楽しめる、その総合力の中で高中のギターも楽しめる演奏は無いのか、と常に思う。が、これがあるんですな(笑)。大学時代にこのアルバムに出会って以来、このアルバムは、この僕の大好きな「Ready to Fly」を心ゆくまで堪能できるお気に入り盤として君臨している。

そのアルバムとは、サディスティックス(Sadistics)の『LiveShow』(写真左)。サディスティックス(sadistics)は、1975年末のサディスティック・ミカ・バンド解散後、1976年春に結成、1978年まで活動した。このライブ盤は1978年6月の録音。

サディスティックスのメンバーは高橋幸宏 (ds), 高中正義 (g), 後藤次利 (b), 今井裕 (key)。つまり、サディスティック・ミカ・バンドから、ギター+リズム・セクションをごっそり抜いて、ギター・インスト・バンドを結成した訳だ。とにかく、このメンバーを見れば、そこから出てくる音の凄さは想像に難くない。

サディスティックスの音源は、たった2枚のスタジオ録音盤と1枚のライブ盤のみ。まあ、活動期間が2年程度なので仕方が無いが、このライブ盤『LiveShow』については貴重な一枚ではある。

このライブ盤ではツイン・ドラム構成なんだが(ジャケット写真を見れば判る)、もう一人のドラマーのクレジットが無い。このもう一人のドラマーは村上ポンタ秀一。クレジットが無いのは、これは、このアルバムのリリース直後に、ポンタがヘロイン所持で捕まったからである。
 

Live_show

 
というトリビア話はさておき、このアルバムは、LP時代のA面はフュージョン・ジャズな演奏仕様(Type I、We Are Just Taking Off、Hard Score)、B面は高中サウンドな演奏仕様(あこがれのセイシェル、Blue Curacao、Ready To Fly)となっていて、演奏の雰囲気の違いはあるが、どちらの面も十分に楽しめる内容。その日の気分でA面、B面と選んで聴けるところも、LP時代のこのライブ盤の良いところだった。

どの演奏も、それぞれの楽器の演奏バランスが良く、このサディスティックスの演奏を総合的に堪能できる。エレギはエレギとして、エレベはエレベとして、ドラムはドラムとして、キーボードはキーボードとして、心ゆくまで堪能できる。特に、後藤次利のエレベは当時衝撃的で、彼のチョッパー・ベースにはたまげました。

そうそう、高橋幸宏のドラムも素晴らしいですね。叩き出されるリズム&ビートを聴くだけで、高橋幸宏のドラミングだと直ぐに判ります。それほどまでに個性的なドラミングで、その縦ノリのグルーブ感と共に、このライブ盤では心ゆくまで堪能できます。クレジットは無いのですが、村上ポンタ秀一のドラムも負けずに素晴らしい。

そして、今井裕のキーボードはお洒落で乾いたファンクネスをそこはかと無く湛えたフレーズは、LP時代のA面のフュージョン・ジャズな演奏で、より堪能できます。当時の日本で、これだけお洒落なフュージョン・キーボードはなかなか聴けるものではありませんでした。

そしてそして、そんな素晴らしいリズム・セクションをバックに、高中正義のエレギが抜群に映えます。特に、ラストの「Ready to Fly」は素晴らしいの一言。空へ翔び上がって行くが如く、爽快感溢れるギターの奏でるフレーズの高揚感が圧倒的で、バックの優秀なリズム・セクションも負けじと飛翔していきます。爽やかな上昇気流のような、このエレギとリズム・セクションの相乗効果がなんとも言えず素晴らしい。

「Ready to Fly」については、このサディスティックスのライブ盤『LiveShow』が最高でしょう。特に、この6月の季節に映えまくります。明らかに初夏のシーズン向けの爽快な楽曲、それは、このライブ盤『LiveShow』で最高に堪能できます。お勧めです。

 
 

大震災から2年10ヶ月。決して忘れない。まだ2年10ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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