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2014年1月 3日 (金曜日)

聴き始め・70年代Jポップ編

なんと、昨年の大晦日の昼間のニュースで、衝撃的なニュースが流れた。大滝詠一さん急逝。耳を疑ったが、アナウンサーは冷静にその事実だけを語った。

2013年12月30日17時30分頃、東京都西多摩郡の自宅で家族と夕食後のデザートに林檎を食べている時に倒れ、救急搬送された。救急隊がかけつけた時は既に心肺停止状態であり、病院に搬送後19時頃に死亡が確認された。死因は解離性動脈瘤とされた。65歳没。

僕は「大滝詠一」が大好きであった。1970年代後半、米国から輸入した「洋楽ポップス」を日本人の感覚で消化し、日本人の手になる「和製ポップス」として、様々な「マニアックな楽曲」がリリースされた。その「マニアックな楽曲」を生み出したミュージシャンの代表格の一人が「大滝詠一」。

大滝詠一は、元々は英国の音楽プロデューサーであったフィル・スペクターが生み出した「ウォール・オブ・サウンド(音の壁)」というサウンド効果をベースに、優れた和製ポップスを多々送り出した。

大滝詠一のアルバムで、一番最初に手に入れたアルバムが『Niagara Moon』。このアルバムを聴いて、日本にもこんなポップ・ロックがあるなんて、至極感動しました。しかし、意外と当時、一般的には「大滝詠一」の知名度は低く、「大滝詠一」が好きだと言えば、「ヲタク」「アウトロー」「変人」などというレッテルを貼られました(笑)。

続いて手に入れたアルバムが、シリア・ポールの『夢で逢えたら』(写真右)。僕は、この『夢で逢えたら』は遠く、学生時代、リアルタイムで体験し、リアルタイムで、LPとして購入しているので、とにかく懐かしい。しかも、このアルバムの内容は、1970年代和製ポップスとして、全く申し分無い質の高さを誇っている。

バックの演奏も良質、音は徹頭徹尾「ウォール・オブ・サウンド」を採用。当時、日本語は8ビートに乗らない、などと変な解釈がされた時代ではあったが、このアルバムに収録されている、大滝詠一や大貫妙子が提供する日本語詩の楽曲が実に秀逸。
 

Eiichi_ohtaki_favorites

 
僕は、このアルバムを聴いて、「日本語は8ビートに乗らない」説を信じなくなったし、日本人の楽曲作成能力、アルバムのプロデュース能力は決して、他の先進国にひけをとらない、という確信をもった。

そして、記念すべき1981年3月21日、大滝詠一『A LONG VACATION』(写真左)。が発売された時は溜飲が下がりました。が、発売当時は、まだまだ知名度が低く、耳の確かな、お洒落なマニアの間でその評判が広がっていった、そんな感じでした。

その大滝詠一『A LONG VACATION』の初回盤を持っていますが(発売当時、早い時期に予約までして購入した)、当時、いち早くこの名盤を入手し、聴き込んで、その素晴らしさを周りに伝承していった当時の思い出は、今でも自分の自慢話のひとつでもあります(笑)。

今では「20世紀日本音楽史上、ゆるぎのないNo.1の地位を築いた大名盤」なんて言われていますが、発売当時は、30年後、そんなことになってようとは思いませんでしたね〜。

とにかく、非の打ち所の無い出来の「和製ポップス」が、タップリとエコーをかけた、大滝版「ウォール・オブ・サウンド(音壁)」なアレンジでとことん聴かせてくれる。「君は天然色」「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」「FAN×4」など、キラ星の様に,素晴らしい楽曲がズラリと並ぶ。

今年の僕の個人的なテーマは「初心に帰ろう」。だとしたら、今年の聴き始めの大滝詠一さんのアルバムは、大滝詠一さんの追悼盤は、『A LONG VACATION』と『夢で逢えたら』かな。

この2枚には初めて聴いた時、驚愕しました。そして、心底感心したのを昨日のことの様に覚えています。この2枚のアルバムで、日本人ならではの楽曲作成能力、そして、アルバムのプロデュース能力に初めて自信を感じました。

大滝詠一さんが逝去。これは個人的に大ショックで、未だに心の整理が出来ないでいます。暫くは喪に服したいと思います。改めて、ご冥福をお祈り致します。

 
 

大震災から2年9ヶ月。決して忘れない。まだ2年9ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 
 

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