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2013年10月 4日 (金曜日)

「追悼・マクパートランド」です

去る8月20日、ジャズ・ピアニストのマリアン・マクパートランド(Marian McPartland)が亡くなった。享年95歳。大往生である。

マリアン・マクパートランドは女性ジャズ・ピアニストのパイオニア。オスカー・ピーターソン女性版と評されたこともある、スイング期からビ・バップ期を始めとして今日まで、ジャズの歴史のほとんどをリアルタイムで活躍した、本格派のジャズ・ピアニストでした。

また、彼女は、1978年から、マクパートランドとゲスト・ミュージシャンとの会話と演奏がベースの、ジャズ版 「徹子の部屋」みたいな感じのラジオ番組「The Mariian McPartlland Piiano Jazz radiio shows」の司会を務めていました。

これが米国での彼女の知名度を上げた。ちなみに、第一回のゲストはビル・エヴァンスだったとか。 その他、Oscar Peterson、Dave Brubeck,Chick Koreaなんかも出演して、その内容はCDになっています。

マリアン・マクパートランドのリーダー作で、僕がよく聴く盤が、Marian McPartland & Friends『85 Candles : Live in New York』(写真左)。CD2枚組のライブ盤。

このアルバムは、2003年3月21日、マリアン・マクパートランドの85歳の誕生日を祝って、ニューヨークの有名ジャズ・スポット「バードランド」で行われたライブの録音。彼女が司会を務めていた番組のゲストや友人達とのセッションが中心なのですが、その豪華な共演者の顔ぶれにビックリ。
 
Mcpartland_85candles_2

 
冒頭の演奏から、その演奏メンバーを挙げると、Dave Douglas (tp), Phil Woods (as), Ravi Coltrane (ts), Bill Charllap (p), Gary Mazzaroppi (b), Glen Davis (ds) と新旧取り混ぜた名手ばかり。

2曲目に至っては、ボーカルが今をときめく Norah Jonesですぜ。そして、ノーラのバックを、マリアンのピノ・トリオが渋く務める。Jim Hall (g) もいる、Billy Taylor (p) もいる、James Wiliams (p) もいる。

等々、以下、CD2枚目のラストに至るまで、豪華なメンバーで、真摯なジャズが演奏されるのだ。演奏される曲も、スイングから新伝承派までバラエティに富んでいて楽しい。

「なんなんだ、このアルバムは」と嬉しくなって、思わず叫びそうになる内容。こんなライブアルバム、なかなかお目にかかれることは無い。いやはや、米国ジャズ界は奥が深い。

このアルバムの演奏内容は、それはもうジャズそのもの。ジャズの良心のような演奏ばかり。現在のジャズ界の最先端を行くような、トンガッた演奏では無いが、聴いていて、ほのぼのとするような、じっと耳を傾けたくなるような、素晴らしく真摯な演奏ばかりなのだ。しかも、どのセッションもフレンドリーな雰囲気で、マリアンのジャズメンとの交流の深さが伺えて素晴らしい。

マリアン・マクパートランド(Marian McPartland)、享年95歳。ご冥福をお祈りしたい。

 
 

大震災から2年半。決して忘れない。まだ2年半。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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