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2013年10月17日 (木曜日)

ジャケ買い「海外女性編」その6

最近、ちょくちょくと、ジャズのアルバム・ジャケットの「一目惚れ・ジャケ買い」をテーマにシリーズで語っています。最初のシリーズでは、何故か外国人女性のアップ写真をあしらった、アーティスティックで魅力的なアルバム・ジャケットを4枚ほどご紹介しました。

そして、昨日からは、ちょっと目線を変えて「脚線美の誘惑」をテーマに、「一目惚れ・ジャケ買い」な、アーティスティックで魅力的なアルバムについて、語っています。さて、今日の「脚線美の誘惑」なジャケットは、Ryan Kisor(ライアン・カイザー)の『Donna Lee』(写真左)。

このアルバム・ジャケット、どう見たって、いかついジャズのアルバム・ジャケットには見えないですよね。おそらくは、アルバム・タイトルの『ドナ・リー』から連想した、イメージ写真なのかしら、と想像しています。こちらのジャケット写真は、赤が基調で、赤のワンピースに赤のパンプス、表題の文字まで赤。まあ、デザイン的には「普通」かな。

加えて、CDの帯紙が金色で下の方がピンクには参った。女性をターゲットにした、ソフト路線を意識しすぎているのでは無いか。まあ、全体的に言って、ちょっと目の保養にはなるアルバム・デザインではあるが、まあ平均点レベルかな。

さて、アルバムの中身の演奏は、と言えば、これが「当たり」なのですね。「ジャケットの優れたアルバムに、ハズレは無い」という格言の逆をいく、嬉しい誤算的なアルバムなのですね、これが。ちなみに、パーソネルは、Ryan Kisor (tp), Sam Yahel (org), Peter Bernstein (g), Greg Hutchinson (ds)。2003年11月の録音になります。
 

Ryan_kisor_donna_lee

 
このライアン・カイザーという名前、もしかしたら馴染みの薄い名前かもしれないので、彼の経歴を簡単にご紹介しておきます。1973年4月、アイオワ州生まれのジャズ・トランペッター。

1990年「モンク・ジャズ・コンペティション」で優勝。1992年『One For Miles』でデビュー。ギル・エヴァンス・オーケストラやミンガス・ビッグ・バンドを経て、現在はマンハッタン・ジャズ・オーケストラにも参加。今や、中堅トランペッターの一人です。

さて、このアルバム、どこが「当たり」なのかっていうと、まずは、4曲目の表題曲「Donna Lee」が凄い。この曲、かのチャーリー・パーカーの名曲なのだが、これをトランペットとドラムスのデュオで演奏。圧倒的で、スリリングな演奏を聴かせており、まさに名演。緊張感あふれるトランペットが聴ける。

他の曲のどれも楽しく、聴きやすいものばかり。特に、冒頭のホレス・シルヴァー作の「Song For My Father」、7曲目、ナット・アダレイ作の「Work Song」、3曲目、ケニー・ドーハム作「Short Story」等のファンキー・チューンが楽しい。

「脚線美の誘惑」第2弾のRyan Kisor『Donna Lee』。どの曲でも、ライアン・カイザーの自由奔放で爽快感溢れるペットが堪能でき、印象的なフレーズが耳に優しい。ライアンのアルバムの中でのベストなアルバムと言っても、差し支えないほどの出来だ。

 
 

大震災から2年7ヶ月。決して忘れない。まだ2年7ヶ月。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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