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2013年10月 7日 (月曜日)

ジャケ買い「海外女性編」その4

ジャズのアルバム・ジャケットの中で、今回は「一目惚れ・ジャケ買い」がテーマである。ジャズのアルバムには、何故か外国人女性の写真をあしらった、アーティスティックで、男性にとっては実に魅力的なアルバムが多々ある。

さて今日はジーン・ディノヴィ(Gene Dinovi)の快作である。非常に口当たりの良い音を聴かせてくれるマシュマロ・レーベルの看板ピアニストであるジーン・ディノヴィが、70歳半ばにもなる年齢(録音当時)にも拘わらず、優しくも品のある、ダイナミックな演奏を聴かせてくれる、なかなかのアルバムなのだ。

そのアルバムとは、Gene Dinovi『So in Love』(写真左)。2001年3月、カナダでの録音。ちなみにパーソネルは、Gene DiNovi (p), Neil Swainson (b), Terry Clarke (ds)。

さて、ジーン・ディノヴィというジャズ・ピアニストの名前、あんまり馴染みの無い方もおられるでしょうから、ここでちょっとご紹介しておきましょう。

ジーン・ディノヴィは、1928年5月26日ニューヨーク生まれ。1945年、ニューヨーク52番街でジャズ・ピアニストとしての音楽生活を始める。16歳の時ディジィー・ガレスビーのバンドに参加。ペギー・リーやリナ・ホーン、ダイナ・ショアの伴奏も務め、サヴォイ・デッカ等に録音を残す。

ニューヨークの活動の後、1960年代にはハリウッドに渡り、映画やテレビの音楽を担当。1970年代にはカナダのトロントに移りカナダのラジオ・テレビに出演。コンサート・クラブやレコーディング等の音楽活動を経て、1990 年来日時にマシュマロレコードと契約し、初のリーダーアルバム「Preciious Moment」をリリース。

その後、マシュマロレコードから計5枚のリーダーアルバムを出す。という経歴からすると、ジャズ・シーンでは、あんまり目立った活躍をすることなく、1990年代になって、なぜがブレイクしたという変わり種ピアニストです。
 

So_in_love

 
「非常に口当たりの良い音」と聞いて、ビル・エバンスを思いっきり甘ったるくした、ムード音楽のような耽美的なピアノを思い浮かべて「そりゃ勘弁」と思われる方も多いでしょう。その印象を持って、1曲目の「So in Love」の冒頭の演奏を聴くと「そら見たことか」となるのですが、この曲の途中の展開部から様相が変わります。

結構、ダイナミックな演奏が繰り広げられ、スイング感も抜群。このダイナミックな展開を演奏するピアニストが、本当に70歳半ばなのか、と耳を疑いたくなる。とにかく、しっかりとした、ダイナミックな、正統派な素晴らしいジャズ・ピアノです。是非とも、ご一聴を。

このアルバム、魅力的な女性の写真もさることながら、ジャケット全体の作りが非常に良い。CD時代になって、はや四半世紀が過ぎようとしている。その長い歴史の割には、ジャケットがお粗末のままだと思いませんか?

未だに、新譜などは味気ないプラスティック・ケース仕様が主流を占め、あまりCDならではのジャケット・デザインも見あたらない。紙ジャケットも良いが、CD時代ならではの、CDサイズ前提のアルバム・ジャケットはないものか、と思っていた矢先にこのアルバムに出逢った。

デジ・パック仕様でありながら安っぽさは全く無く、ジャケットは厚いコーティングを施した上質なもの。インナーはジャケットにしっかりと綴じ付けされており、本のようにページをめくりながら読めるのも楽しい。サイズも一回り大きく、迫力もあって、魅力的な女性のジャケット写真がグッと迫る感じ。

ジャケットは内容を表すというが、このジャケットを見て、ジーン・ディノヴィが「口当たりが良く、優しく品のある、ダイナミックな演奏を聴かせてくれる」ことを至極納得した次第です。

 
 

大震災から2年半。決して忘れない。まだ2年半。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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