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2013年10月 6日 (日曜日)

ジャケ買い「海外女性編」その3

ジャズのアルバム・ジャケットの中で、今回は「一目惚れ・ジャケ買い」がテーマである。ジャズのアルバムには、何故か外国人女性の写真をあしらった、アーティスティックで、男性にとっては実に魅力的なアルバムが多々ある。

今日は、Art Farmer『To Sweden With Love』(写真左)をご紹介。邦題『スウェーデンより愛をこめて』。1964年8月の録音。ちなみにパーソネルは、Art Farmer (flh), Jim Hall (g), Steve Swallow (b), Pete LaRoca (ds)。ハードバップ全盛時代を超えて、モーダル・ジャズやフリー・ジャズ、ファンキー・ジャズなど、ジャズの多様化が進んだ時代。

ふっくらとした暖かいの音色が実に心地良い。アート・ファーマーのフリューゲル・ホーンに、スウェーデン民謡の旋律がよく似合う。

このアルバムは、ジャズのアルバムとしては珍しいのだが、全曲スウェーデン民謡で構成されている。録音場所もスウェーデンのストックホルム。ファーマーのカルテットがツアー中に、スウェーデンに立ち寄った際のご当地での吹き込み。

ジャズ化されたスウェーデン民謡と言えば、ジャズでは、スタン・ゲッツやマイルス・デイビスが演奏して有名となった「Dear Old Stockholm」があげられるが、この「Dear Old Stockholm」って、ノスタルジックな哀愁感が素敵な曲なんだが、題名の調子から、僕は最初、ゲッツかマイルスのオリジナルだと思っていた。いやいや、これがスウェーデン民謡と知ってビックリ。
 

To_sweden_with_love

 
この『スウェーデンより愛をこめて』に収録されている曲はどれもが、ノスタルジックな哀愁感が素敵な曲ばかりで、「Dear Old Stockholm」を通じてスウェーデン民謡の魅力を知った僕たちの期待を裏切らない。

このアルバムでのファーマーは、収録したそれぞれのスウェーデンの民謡のメロディを変にいじることなく、丁寧に唄いあげることで大正解な内容となった。哀愁感が素敵な旋律が、ファーマーのフリューゲル・ホーンのふっくらとした暖かい音色にベスト・マッチしているのだ。

また、ジム・ホールのツボを押さえた誠実なギターが、ファーマーのフリューゲル・ホーンの音色に彩りを添える。ピート・ラロカの適度に抑制の効いた理知的なドラミングも、今回のアルバム・トーンにベスト・マッチしていて立派。 ベースのスティーヴ・スワロウは内省的なベースで堅実にカルテットの底を支え、スウェーデン民謡が主題のそれぞれの曲で、感情過多になるのを戒めている。

ジャケットの金髪女性はスウェーデン女性なのかなあ。昔々、大学の頃、この女性のジャケット写真を眺めながら、遠く訪れたことの無いスカンジナビア諸国のことを思い浮かべ、なぜか「北欧」という文字の響きにノスタルジックな哀愁感を感じたものだ。

アルバムのジャケットには、様々な思い出が詰まっていて、飽きることがない。
 

 
 

大震災から2年半。決して忘れない。まだ2年半。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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