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2013年9月18日 (水曜日)

贈り物の様なリイシュー盤だ

ジャズのアルバムのリイシューというのは、欲しいなあ、聴いてみたいなあ、と思っていたアルバムが、何の前触れも無しに、突然、リイシューされたりするので、一時たりとも、毎月のリイシュー盤の情報チェックは欠かせない。

今回リイシューされたこのライブ盤も、そんな何の前触れも無しに、突然、リイシューされた、ジャズの神様からの贈り物の様なライブ盤である。Gary Burton『Live in Tokyo』(写真左)。1971年6月の来日時、東京サンケイホールでライブ収録されたものである。待望の世界初CD化。ちなみにパーソネルは、Bill Goodwin (ds), Tony Levin (el-b), Sam Brown (el-g), Gary Burton (vib)。

ゲイリー・バートンと言えば、4本マレット奏法をより高度に開拓・確立させた、ジャズ・ヴァイブ奏法のイノヴェーター。ヴァイブが旋律楽器として、ピアノなどと比べて、遜色なく同一レベルで、インプロビゼーション出来る事を立証したヴァイブ奏者である。

さて、1971年のゲイリー・バートンといえば、RCAレーベルからAtlanticレーベルに、当時の流行の「ジャズ・ロック」をベースに、ややフリー寄りの自由度の高いインプロビゼーションを弾きまくった、かなり「尖った」アルバムを発表していた頃。
 

Gary_burton_live_in_tokyo

 
冒頭の「Ballet / バレエ」からガンガンに飛ばすゲイリー・バートン。そして、それに呼応するように、ジャズ・ロックな雰囲気満載のエレギを弾きまくるサム・ブラウン。エレベのトニー・レビンも負けてはいない。ブンブンとロックなベースを弾きまくって、フロント陣に対抗。そして、ドラムのビル・グッドウインが、リズム&ビートをしっかりと押さえ、演奏全体を支えるという図式。

3曲目の「Sunset Bell / サンセット・ベル 」のバートンのソロなどは、後のECMレーベル時代の内省的でクリスタルな音世界を予言するような演奏。このソロは明らかに「ジャズ・ロック」では無い。

4曲目の「The Green Mountains」の8ビートで、ジャズ・ロック的にグイグイ進んでいきつつ、あちらこちらで転調がしまくる。転調好きの僕としては、思わず仰け反りそうになる演奏には、もうメロメロ。演奏全体の浮遊感も魅力的。

1971年と言えば、僕はまだ中学一年生。やっと英国や米国のポップスを好んで聴く様になったくらいなんで、まだまだジャズの世界に足は踏み入れてはいなかったのだが、当時、ジャズに親しんでおれば、このライブは生で聴きたかったなあ。それほど、躍動感と爽快感に満ちたライブ演奏です。聴衆の反応も熱い。

ゲイリー・バートンのマニアの方には、絶対のマストアイテム。ジャズ・ロックの優秀盤としても絶対のお勧め。こんなライブ盤が突如として、世界初CD化リイシューされたりするから、ジャズのアルバム・コレクションは止められない。

 
 

大震災から2年半。決して忘れない。まだ2年半。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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