ちょっと入手しにくいけれど...
一昨日から、ジャズ・ギターの雄、ウェス・モンゴメリーの特集の様な展開になっている、我がバーチャル音楽喫茶『松和』のブログですね(笑)。秋の夜長にはジャズ・ギターの音色が良く似合うということで、今日もウェスのアルバム紹介です。
ウェス・モンゴメリーの個性である「親指によるピッキング」+「オクターヴ奏法」+「コード奏法」を心ゆくまで感じ取れ、心ゆくまで楽しめるアルバムがもう一枚あります。ちょっと手に入れにくいCDなんですが、ウェス・モンゴメリーのライブの神髄を感じるには欠かせないアルバムだと思うので、ここでご紹介しておきます。
そのアルバムとは、Wes Montgomery『Solitude』(写真左)。1965年3月、パリでのライブ録音。ウェス・モンゴメリーのグループは、パリのファンから大歓迎を受けました。
このコンサートは、ORFT(Organisation de Radio et Television de France)、つまり 「フランス国営ラジオ・テレビ機構」が収録・放送に係わったというのは、有名な話である。大衆音楽としてのジャズでは無く、芸術としてのジャズとして受け入れられた訳ですね。
当然、ウェスをはじめ、演奏メンバーからすると嬉しいし、気合いが入る。このライブのメンバー構成は、Wes Montgomery (g)、Harold Mabern (p)、Arthur Harper (b)、Jimmy Lovelace (ds)、Johnny Griffin (ts) というクインテット構成。当時29歳の雄弁な若手ピアニスト、ハロルド・メイバーンの参加が目を惹きます。
このメンバーこの環境で、演奏内容は良いに決まってるいますよね。アルバム構成は2枚組みなんですが、冗長なところは全く無く、余計な贅肉のようなアレンジも無し。シャープでノリノリの演奏が繰り広げられています。
ライヴ・アルバムでグリフィン参加。このライブ盤『Solitude』って、そうそう、昨日ご紹介した、あのウェスの驚異的なテクニックを堪能出来るライブ名盤『フル・ハウス』の続編みたいなもんですから、その内容については「推して知るべし」でしょう。
良いですよ。このアルバム。ウェスのギターが好きになったら、手に入れにくいアルバムではありますが、頑張って手に入れてみて下さい。それだけの価値があるアルバムです。
大震災から2年半。決して忘れない。まだ2年半。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。
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