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2013年9月19日 (木曜日)

Bob Jamesの魅力的ライブ盤

CD庫の棚卸しをしていると、時々「あれ、足らない」と思って探すが、実は元々所有していなかった、ということがたまにある。また、その元々所有していなかったアルバムが内容の優れたアルバムだと、「なんでもってへんのかなあ」と愕然としたりする。主原因は、LPからCDへの移行漏れ。

このアルバムもそんなアルバム。今回のCD庫の棚卸しの際、実は元々所有していなかったことに気が付いた。Bob James『All Around the Town』(写真左)。1980年リリース。フュージョン・ジャズ時代の、ボブ・ジェームズ絶頂期のライブの記録である。

ライナーノーツやアルバムのコメントを読むと、このライブ盤の音源は、1979年のクリスマス前の4日間、NYの3つの会場で、それぞれ異なった編成と趣向で、ボブ・ジェームスの音楽を表現するというライブ企画からチョイスされたライブ音源であることが判る。

その3つの異なった編成と趣向とは、以下の通りになる。

・ボトムライン(レギュラー・バンド)
 Bob James (kb), Mark Colby (ts), Hiram Bullock (g), Wilbert Longmire (g),
 Gary King (b), Idris Muhammad (ds)

・タウンホール(アコースティック・バンド)
 Bob James (p), Joanne Brackeen (p), Richard Tee (p), Eddie Gomez (b),
 Billy Hart (ds), Steve Gadd (ds)

・カーネギホール(ビック・バンド)
 Bob James (kb), Mike Lawrence (tp), Ron Tooley (tp), Tom Browne (tp),
 Dave Taylor (tb), Jim Pugh (tb), Tom Scott (as), Mark Colby (ts),
 George Marge (ts), Earl Klugh (g), Gary King (b), Idris Muhammad (ds)
 

Bob_james_all_around

 
どの編成も魅力的だが、フュージョン・ジャズ全盛の1979年にアコースティック・バンドとビッグ・バンドの趣向が興味を引く。特に、アコースティック・バンドの編成は、ボブ・ジェームス、ジョアン・ブラッキーン、リチャード・ティーというタイプの異なるピアニストが、アコースティック・ピアノ3台の連弾で対応するというもの。フュージョン・ジャズがベースのビッグ・バンド編成のライブというのも、意外とありそうであまり無いので興味津々。

収録曲と「編成と趣向」の関係は以下の通り。

Disc1
1. Touchdown (Carnegie Hall)
2. Stompin' at the Savoy (Town Hall)
3. Angela (Theme from "Taxi") (Bottom Line)
4. We're All Alone (Carnegie Hall)

Disc2
1. Farandole (Le'arlesienn Suite #2) (Carnegie Hall)
2. Westchester Lady (Bottom Line)
3. The Golden Apple (Town Hall)
4. Kari (Carnegie Hall)

特に、タウンホールのアコースティック・バンド編成、ボブ・ジェームス、ジョアン・ブラッキーン、リチャード・ティーとタイプの異なる三人のピアニストが、グランドピアノを並べて演奏した「Stompin' at the Savoy」「The Golden Apple」が良い。意外とメインストリーム・ジャズっぽい演奏が、実に硬派で良い。

他の編成での演奏も、フュージョン・ジャズ全盛の時期のライブなので、ソフト&メロウな演奏が続くと思いきや、意外とハードでタイトな演奏が実に爽快である。ボブ・ジェームスのアルバムに収録された有名曲がズラリ。とても楽しい内容です。

フュージョン・ジャズ全盛時代のライブ盤なので、たいしたことないのでは、とお思いの方、とんでも無いですぜ。ハードでタイトで、意外とメインストリーム・ジャズ風な演奏に惚れ惚れします。

 
 

大震災から2年半。決して忘れない。まだ2年半。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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