最近のトラックバック

« メルドーを感じるに最適な盤 | トップページ | 実にお洒落なハードバップです »

2013年8月31日 (土曜日)

ロッド者にとっては堪らない

68歳にして、全英ヒットチャート1位に輝く。15年ぶりに作詞作曲を自ら手がけたオリジナル・アルバム。原点回帰と言うか、1970年代の彼の若かりし頃のトレンドに立ち返った様な曲作り、音世界。初めて聴いた時、感動した。1970年代の音世界を思い出した。

そのロック・アルバムとは、Rod Stewart『Time』(写真左)。邦題は『タイム 〜 時の旅人 〜 』。2013年5月のリリース。初めて聴いた時、ここまで、1970年代のテイストを再現してくるとは、思ってもみなかった。嬉しい不意打ちである。聴き進めるにつれ、目頭が熱くなる想いである。

このところのロッドは、ボーカリストとしての活動に徹していた。ジャズ・スタンダードや、ロック・スタンダード、ソウル・スタンダードのカバーアルバムを続けざまにリリース。しかも、これがなかなかの内容で、セールス的にも成功を収めている。

まあ、ロック・ファンの評価基準はオリジナル至上主義なので、このロッドのカバーアルバムについては、辛口の評価が多くを占める。音楽ビジネスに魂を売った男とも呼ばれた。う〜ん、ちょっと極端やなあ(苦笑)。もともと、ロッドの本質はボーカリストやからなあ。ボーカリストとしては、スタンダード曲のカバーをしたくなるのは必然と思えるのだが、世間の風は厳しいなあ。

さて、この『Time』というアルバム、完全に、ロッドの原点回帰なアルバムである。アルバム冒頭のシングル・カットもされた「She Makes Me Happy」なんて、こりゃあ反則でしょう(笑)。
 

Rod_stewart_time

 
前奏のギターからして、アイリッシュ、もしくはケルト風な音世界で、1970年代前半のフォーク・ロック調。そう言えば、米国に渡る前の、マーキュリー時代のロッドのソロ作は、どれもが要所要所で、アイリッシュ、もしくはケルト風な音世界で決めており、これが、実に心の吟線に響く。でも、ここまで原点回帰するとは思わんかった。冒頭の「She Makes Me Happy」だけで、もう涙涙である。

そして、なんとまあ、アルバム全編において、アイリッシュ、もしくはケルト風、加えて、スコットランド風な音世界が散りばめられており、フォーク・ロックから、ブリティッシュ・ロックンロール風の、いわば「フェイセズ」時代の音世界に近い、1970年代前半のロッドの音世界に非常に近い雰囲気。これには「参った」。

ちなみに、アイリッシュ、もしくはケルト風な音世界、若しくはスコットランド風な音世界は、僕は大のお気に入りの一つで、このブリティッシュな音世界は、聴いていて震えが来るくらいだ。そして、その大好きな音世界が、このRod Stewart『Time』というアルバムの中に満載なのだ。もう嬉しくて嬉しくて(笑)。

21世紀に入って、2013年。ここに来て、ロッド・スチュワートのアルバムの中で、長年のヘビロテになるであろう、お気に入りな内容のアルバムに出会えるとは。長生きはしてみるものである(笑)。

ロッドも68歳。年齢を重ねたことで、このアルバムでは、彼の歌唱も肩の力が良い感じで抜けており、どの曲においても、彼の歌唱は抜群の内容である。ケルト風、アイリッシュ風、スコットランド風など、ルーツ・ミュージック・テイストのロックあり、はたまた、ロッドお得意の思いっきり甘いバラード風の曲もあり、往年のロッドの集大成という雰囲気の内容が、ロッド者にとっては堪らない。

 
 

大震災から2年5ヶ月。決して忘れない。まだ2年。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。 
 

« メルドーを感じるに最適な盤 | トップページ | 実にお洒落なハードバップです »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/53098123

この記事へのトラックバック一覧です: ロッド者にとっては堪らない:

« メルドーを感じるに最適な盤 | トップページ | 実にお洒落なハードバップです »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ