最近のトラックバック

« 喜納昌吉&チャンプルーズの音世界 | トップページ | この盤を聴きながら夏を送り出す »

2013年8月15日 (木曜日)

アメリカン・フィーリングが秀逸

我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、このお盆休みの時期の特集として、夏の季節にピッタリな「70年代Jポップ」のアルバムをご紹介しています。さて、今日は1979年に遡ります。

1979年と言えば、日本の音楽シーンは、ニューミュージック・ブームの真っ只中。ニューミュージックとは、都会的な情景を織り交ぜたポップ調のサウンドを基調とするシンガーソングライターによる作品群である。

1970年代半ばより、明らかにニューミュージック時代生まれのグループや楽曲が出てきた。フォークや歌謡曲の洗礼を受けていない、ニューミュージックをやることを目標に出てきた連中。ヤマハ主催のポピュラーソング・コンテスト(ポプコン)で頭角を現わすことが多かったですね。

サーカスというコーラス・グループがある。デビュー当時は3人姉弟と従姉で結成され、その明らかにニューミュージックしたコーラスとバックの演奏は、一躍、スターダムにのし上がる。デビューシングルは『Mr.サマータイム』。懐かしいですね。大人の雰囲気を漂わせた、洒落て垢抜けたコーラスワークとジャジーな演奏が魅力的でした。

そして、1979年5月にセカンド・アルバム『ニュー・ホライズン』(写真左)をリリースする。僕は、このセカンド盤が一番気に入っている。1979年の夏は、このセカンド盤『ニュー・ホライズン』がヘビー・ローテーション。

垢抜けたコーラス・ワークが素敵である。とにかく上手い。日本のコーラス・グループでありながら、ライトでポップな感覚が素晴らしく、決してウェットにならず、チープに陥らない。カラッと乾いた米国西海岸の様な爽快感が特徴。日本語で歌っていても、リズム感が良く、ベタにならない。実に爽やかなコーラス・グループである。
 

New_horizon

 
バックバンドのメンバーも凄い。ドラムに村上秀一・高橋幸宏、ベースに小原礼、ギターに鈴木茂、キーボードに坂本龍一、パーカッションに斉藤ノブなどなど、錚々たるメンバーがバックを務める。これだけのメンバーがバックを演るのである。サラッとしているけど、よくよく聴くと、なかなか中身の濃い演奏を繰り広げている。そりゃあそうやろな、これだけのメンバーやもんな。

坂本龍一のアレンジが爽やかな、ライトで明るいディスコ・チューンの「MOVING」、これぞ和モノ・ソフトロックな「思い出のサーフ・シティー」、ライトなファンクネスが心地良い「愛のキャンパス」、ソフト&メロウなグルーヴがたまらない「六月の花嫁」、レゲエなリズムが明るく楽しい「夏の恋人」。夏にピッタリの爽快感あふれるコーラス曲が目白押し。

しかし、やっぱり一番はこの曲でしょうね。「アメリカン・フィーリング」。この曲は大好きです。歩くテンポのシンプルな出だしから、コーラスが少しずつ重なりながら旋律を奏で、そして、中間の短いリフを経て「サビ」のコーラスの展開。「今〜私は、コバルトの風〜、フィーリン・イン・アメリカ、イン・アメリカ〜」。

歌詞良し、曲良し、アレンジ良し。とにかく爽やかなコーラスに、とにかくポジティンブでメジャーな旋律。翳りなど全く無い、米国西海岸の陽光降り注ぐ様な、煌びやかな展開。この曲は、これぞニューミュージックと感じる、ニューミュージックの特徴・個性をギッシリと詰め込んだ、ニューニュージックというジャンルを代表する楽曲でしょう。

JAL「COME TO AMERICA '79」のキャンペーン・ソングでしたねえ。このCMのバックに流れる「アメリカン・フィーリング」を聴く度に「米国に行きて〜なあ」と強く思ってました。そして、この曲、あの坂本龍一が編曲を手掛けていて、1979年第21回日本レコード大賞編曲賞を受賞しました。これには、当時、ビックリしたなあ。

サーカスのセカンド盤『ニュー・ホライズン』、良いアルバムです。そして、この盤のカラッと乾いた米国西海岸の様な爽快感は、夏にピッタリのアルバムです。

 
 

大震災から2年5ヶ月。決して忘れない。まだ2年。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« 喜納昌吉&チャンプルーズの音世界 | トップページ | この盤を聴きながら夏を送り出す »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/52896104

この記事へのトラックバック一覧です: アメリカン・フィーリングが秀逸:

« 喜納昌吉&チャンプルーズの音世界 | トップページ | この盤を聴きながら夏を送り出す »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ