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2013年8月14日 (水曜日)

喜納昌吉&チャンプルーズの音世界

我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、このお盆休みの時期の特集として、夏の季節にピッタリな「70年代Jポップ」のアルバムをご紹介しています。さて、今日も、70年代Jポップとしては「ちょっと反則」ですが(笑)、1980年に遡ります。

僕にとっての、夏の季節にピッタリな「70年代Jポップ」のアルバム、とくれば、沖縄出身の喜納昌吉&チャンプルーズは外せません。1976年に結成された喜納昌吉&チャンプルーズ。あの「ハイサイおじさん」が沖縄で大ヒット。そして、1977年、東京デビュー。ファーストアルバム「喜納昌吉とチャンプルーズ」をリリース。

この「ハイサイおじさん」を初めて聴いた時は「パチモンか?」と思いました。でも、よく聴くと「オフビートの2拍子」で、雰囲気は沖縄民謡。

当時、ボブ・マーリーとエリック・クラプトンのお陰で「レゲエ」のオフビートの2拍子を体験していたので、沖縄民謡独特のオフビートの2拍子には違和感は感じませんでした。逆に沖縄民謡独特の旋律が心地良い。

しかし、僕の周りの反応ははっきりと2分されました。我が映研での「ハイサイおじさん」の反応は、まず「奇異の目で僕を見て、苦笑いしながら、首を横に振って部室から出て行く」組と「思わずニンマリしながら、オフビートの2拍子に乗って、思わず踊り出す」組とハッキリ分かれました。

僕と同級生のK、そして先輩のNさん、MUさん、後輩のYとWは「思わず踊り出す組」(笑)。押し並べて、女子は「首を横に振って部室から出て行く」組でした。それほど、この喜納昌吉&チャンプルーズの登場はインパクトが強かった。
 

Blood_line

 
そして、1980年6月。喜納昌吉&チャンプルーズの2枚目のアルバムに出会い、このアルバムは僕にとって、永遠の夏の名盤となりました。そのアルバムの名は『BLOOD LINE』(写真左)。沖縄系ワールド・ミュージック・ロックの傑作です。

喜納昌吉&チャンプルーズの音世界は、基本は、沖縄民謡をベースにしてはいますが、そこにロック、ブルース、レゲエ、スカなど、米国ルーツ・ロックからワールド・ミュージック系ロックを始めとして、様々な音楽の要素の入り交じった「ごった煮状態」な音世界が魅力。「チャンプルー」とは言い得て妙ですね。

この『BLOOD LINE』、ライ・クーダーと細野晴臣の参加が目を惹きます。というか、当時、パーソネルを見た時はビックリしました。二人ともバックで良い音を出してます。そして、喜納昌吉&チャンプルーズも絶好調。収録された曲も全てが良い。沖縄系ワールド・ミュージック・ロックが炸裂しまくりです。

収録曲で目を惹くのは「花(すべての人の心に花を )」。このアルバムが初出だと思うが、サラリとした、自然なアレンジのこのアルバムのバージョンは、僕の一番好きな「花」です。というか、僕は、「花」はこのアルバムのアレンジでしか聴きません。

この「花」のあまりにコッテリとしたアレンジ、あまりに感情移入したアレンジは好きではありません。このアルバムの「花」は、サラリとしていて「絶品」です。是非、皆さんに聴いた頂きたいですね。

「ジンジン」「アキサミヨー」「花のカジマヤー」「ニライカナイ」「イヤー・ホイ」 など、冒頭からご機嫌な曲が続きます。ハイテンポで明るい曲調な曲ばかりなのですが、決して暑苦しく無い。さすが、沖縄の民謡ロックです。爽快さが前面に出てきて、夏に聴くのにピッタリな雰囲気が実に良い。

喜納昌吉とチャンプルーズを「パチモン・バンド」と思うことなかれ。彼ら独特の、沖縄系ワールド・ミュージック・ロックが絶対的個性の唯一無二な存在です。特に、このセカンド盤の『BLOOD LINE』を一度は聴いて貰いたいなあ。収録時間はちょっと短いですが、日本のロックの名盤の一枚です。

 
 

大震災から2年5ヶ月。決して忘れない。まだ2年。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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