こんなアルバムあったんや・19
全くの衝動買い。David Benoit『Here's to You, Charlie Brown ! : 50 Great Years !』(写真左)。デビット・ベノワは、フュージョン・ジャズからスムース・ジャズのキーボード奏者のビッグネーム。
聴きやすいジャズ・ピアノが良いなあ思ったのと、ジャケットのチャーリー・ブラウンとその仲間達のジャズ・バンドの絵が可愛くて、ついつい買ってしまった。ほんと、このアルバムに出会った瞬間、「こんなアルバムあったんや」と思わず呟きました(笑)。
買って聴いて、これがなかなか良い。このアルバム、スヌーピーやチャーリー・ブラウンでおなじみの人気漫画『ピーナッツ』の50周年と2000年2月12日に逝去した作者チャールズ・ シュルツに対する追悼の意も込められた記念アルバムである。
ちなみにパーソネルは、David Benoit (p), Vince Guaraldi (p), Christian McBride (b), Peter Erskine (ds,per), Marc Antoine (g), Russell Malone (g), Michael Brecker (ts), Chris Botti (tp), Al Jarreau (vo)。そして、なんと、プロデューサーは、かのフュージョン・ジャズのヒット盤請負人Tommy LiPuma。
ベノワ、マクブライド、アースキンというピアノ・トリオの編成がベースになっている。そのトリオに様々なゲストを迎え、そのゲストの顔ぶれと言えば、テナーサックスのマイケル・ブレッカー、ヴォーカルのアル・ジャロウ、アコギのマーク・アントワン、トランペットのクリス・ボッティなどなど。
このメンバーとゲストを見て、このアルバムの内容、悪かろうはずがない。TVアニメでお馴染みのナンバーやオリジナルを、様々なフォーマットとメンバー構成で聴けるのが「本当に楽しい」。
フュージョン・ジャズからスムース・ジャズのキーボード奏者のビッグネームのベノワなので、完璧フュージョンからスムース・ジャズかと思ったが、どうしてどうして、これが結構、純ジャズ的な演奏を繰り広げていて、ジャズのアルバムとしても十分に楽しめる。これは、ベースの クリスチャン・マクブライド、ドラムのピーター・アースキンに負うところが大きいですね。
「ライナス&ルーシー」「チャーリー・ブラウンのテーマ」「レッド・バロン」あたりが聴きどころかな。とにかく、楽しいですよ。ジャズの好きな方は勿論、「ジャズって何」とか「ジャズを聴きたいけど、どのアルバムが良いの」 といった、ジャズ初心者の方にもお勧めです。
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