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2013年7月24日 (水曜日)

ジャズ寄りのジョージ・ベンソン

ジャズ・ギタリストをいろいろと体験している。ジャズを聴き始めて35年。ジャズ・ギターとビッグバンドが最後のターゲット。この2つのジャンルを極めれば、ジャズのアルバム・コレクターとして満願達成である(笑)。

ジャズ・ギタリストのお気に入りの一人に、ジョージ・ベンソンがいる。今では、ジョージ・ベンソンと言えば、歌うギタリストという印象が強いが、1970年代前半から中盤、クロスオーバー・ジャズの時代、ジョージ・ベンソンは、ハードで硬派なジャズ・ギタリストとしてならしていた。

そんなジョージ・ベンソンのリーダー作の中で、お気に入りの一枚がこれ。George Benson『In Concert - Carnegie Hall』(写真左)。邦題は『サマータイム 2001』。何が「2001」なのか判らない、適当な邦題である。困ったものだ(笑)。

1975年1月11日、ニューヨークは、かの有名なカーネギー・ホールでのライブ録音。一部、オーバー・ダビングが施されている。ちなみにパーソネルは、George Benson (g,vo), Hubert Laws (fl), Ronnie Foster (key), Wayne Dockery (b), Marvin Chappell (ds), Bernard Fennell (cello)。

歌うギタリストとしてのジョージ・ベンソンも良いが、もっとジャズ寄りの、ジャズ・ギタリストとしての演奏は無いのか、という方にお勧めなのがこれ。カーネギー・ホールでのライブなのだが、ここでのベンソンは、まだまだ、ジャジーな雰囲気を色濃く漂わせている。
 

George_benson_carnegie_hall

 
1曲目のベンソンのオリジナル・ブルース「Gone」では、ちょっと堅めのパキパキとした、しっかりとしたギター・ソロを聴かせる。ここでのベンソンのソロに、後の「ソフト&メロウ」の影は無い。ヒューバート・ロウズのフルート・ソロも効果的で、ジャジーでブルーな雰囲気を漂わせていて、なかなかの好演となっている。

2曲目の「Take Fiive」は、ディブ・ブルーベック・カルテットの演奏で有名な曲だが、ここではベンソンが鬼気迫るテクニックで、一気にぶっ飛ばす。ここでのベンソンのアドリブは圧巻。テクニックも超絶で凄くファンキーな演奏が繰り広げられて、思わずノリノリになる。収録時間5分42秒はあっと言う間だ。

3曲目の「Octane」は、タイトルから推察すると、ハイオク満タンで一気に駆け抜ける重量級スポーツカーの雰囲気で、ベンソンはここでも超絶テクニックを駆使して、エキサイティングな演奏。バンド一体となった演奏が素晴らしい。ほとんど、ロック・フュージョンの様な演奏だが、ここでのベンソンのギター・ソロの音色が、結構ジャズしているのに感じ入ってしまう。

ラストの「Summertiime」では、遂にベンソンは唄っている。なんだ、もうこの頃、既に唄ってたのね(笑)。『Breeziin'』で、いきなり受け狙いで「Thiis Masquerade」を唄った訳ではないんだな。この「Summertiime」は名唱である。

 
 

大震災から2年4ヶ月。決して忘れない。まだ2年。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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