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2013年6月19日 (水曜日)

新しい響きがグングン迫る

人間臭さが全く感じられないとか、人工的とか商業的とか、とかく、なにかと批判されがちな Manhattan Jazz Quintet(マンハッタン・ジャズ・クインテット)ですが、僕はそうは思いません。

メンバーはそれぞれ、職人気質のミュージシャンばかりですし、フュージョンでならしたデヴィッド・マシューズのアコースティック・ピアノと、スティーブ・ガッドのフォービート・ドラムは十分に個性的。

そのマシューズの優れたアレンジと相まって、フォービート・ジャズの新しいサウンドと志向で、他に与えた影響は大きいと思います。デジタル時代の新しいフォービート・ジャズの形のひとつと言っても差し支えないと思います。

マシューズのピアノ、スティーヴ・ガッドのドラムでフォービート・ジャズをやるという斬新な企画。このサウンドが斬新に響き、ファースト・アルバムは売りに売れました。

確かに、ガッドのメリハリの効いたドラムとマシューズの秀逸なアレンジの影響で、全体のサウンドがガッチリと「まとまった印象」。このアルバムの音作りは、その後のジャズの音作りにいろいろと好影響を与えています。
 

Mjq_autumn_leaves

 
Manhattan Jazz Quintet『Autumn Leaves』(写真左)。この新しい勢いの中で制作されたセカンド・アルバムです。

2作目も有名なスタンダード・ナンバーのオンパレードですが、マシューズの優れたアレンジが冴えまくって、旧来の手垢のついたスタンダード・ナンバーが、なかなか小粋な印象に変身。従来からのスタンダードに親しんできた耳にも、新しく新鮮に聴こえます。この部分がこのセカンド・アルバムの「ミソ」です。

2作目になってグループの方向性が固まり、演奏も長めになって、全体的に余裕が出て来たような感じが実に心地良い。1作目よりもリラックスして聴けます。適度なテンションが心地良いですね。

ガッドのドラムがバシバシとリズムをキメているのが気持ち良い。逆に、自由度の高い、自由を求めるモフェットのベースとのコンビネーションにはちょっと違和感を感じますが、アルバムを鑑賞する上では、これは大きな問題ではありません。

とにかく洗練された渋いサウンドが心地良い。手垢のついたスタンダード曲もこれだけ上手くアレンジされて、しかも、これだけの「職人集団」で演奏されたら、新しい響きがグングン迫ってきて、なかなかの迫力です。

 
 

大震災から2年3ヶ月。決して忘れない。まだ2年。常に関与し続ける。

がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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