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2013年6月 1日 (土曜日)

1974年のジョージの佳作です。

懐かしい響きを宿したアルバムである。Geroge Harrson『Dark Horse』(写真)。1974年11月20日に発表されたジョージ・ハリスンのオリジナル・アルバム。日本では翌年2月5日にリリースされた。

1975年2月5日かあ。懐かしいなあ。このアルバムは、ビートルズのジョージ以外で、ジョージ・ハリソンの音世界に初めて触れた、記念すべきアルバムである。なんせ、ジョージの代表盤である『All Things Must Pass』はLP3枚組で、当時、高校1年生の財力で買えるはずも無く、『Living in the Material World』なんて、情報不足の時代、その存在すら知らなかった。

この『Dark Horse』だって、友人から借り受けて、カセット・テープにダビングさせて貰って聴き込んだ。当時、高校1年生の財力で、そうそうLPなんて買えない(笑)。それでも、このアルバムは、僕に録って、ジョージ・ハリソンのソロ・アルバムの初体験である。懐かしいなあ。でも、高校生当時は、曲作りやアレンジがマニアックで個性的で、どうにもこうにも良く判らんかったなあ(笑)。

さて、今の耳で聴いてみるとどうか、ということであるが、このアルバム、ジョージのアルバム紹介で、ほとんどの評論家の方々が口を揃えて「イマイチ」「良く無い」と書き立てているが、そんなに内容の良くないアルバムなんだろうか。

確かに、ジョージのボーカルは状態が良くないことは確か。でも、ジョージの声は、もともと「しわがれ系」なので、そんなに声高に指摘するものでも無いでしょう。まあ、ちょっと「しわがれ」が過ぎるところはありますがね〜。LP時代、B面の初っぱなに出てくる「Ding Dong, Ding Dong」でのボーカルは、あまりに「しわがれ」ていて、そのポップな曲調と比して、ちょっと怖い感じですが(笑)。
 

Darkhoese

 
収録されている曲は、どれもがジョージらしい個性が出た良い曲が多い。このアルバムに来て、ジョージの代表盤である『All Things Must Pass』の「スワンプ熱」から冷めて、ジョージならではのロック・ポップな曲調は意外と心に沁みる。そう、このアルバムは、スワンプ熱から冷めた、ジョージならではのポップ・ロックな音が詰まったアルバムなんだ。

ジャケットを見ると、ジョージは宗教に走っている、インド音楽に染まっている、という先入観を持って、どうしてもこのアルバムを聴くことに抵抗を感じる向きもありますが、心配いりませんよ。歌詞をじっくりと眺めることが無ければ、このアルバムは、宗教臭さ、インド音楽臭さはほとんどありません。大丈夫です。まあ、ラストの「t Is "He" (Jai Sri Krishna) 」だけは、タイトルからして「ど真ん中」なんですが(笑)。

確かに、曲順含めて、アルバム全体の作りは荒いですね。これは、1974年の米国ツアーの開始時期に合わせてリリースするところが、なかなかまとまらず、米国ツアーの終わりにやっとリリースされた、という背景を考えると、アルバム全体をしっかりと取り纏める前に、時間切れでリリースしてしもうた、という感じで、仕方の無いことでしょう。

収録された曲はそれぞれ良い曲ばかりなので、このアルバムの全ての曲をアレンジし直して、調子の良いジョージのボーカルで、セルフ・カバーして欲しかったなあ。もうジョージは鬼籍には入ってしまったので、叶わない夢なのですが・・・。

とにかく、ジョージのアルバム紹介本や記事の評論家の方々の辛口の批評を気にせず、ジョージ者の方々であれば、是非とも聴いて欲しい佳作です。逆に、ジョージ者でなければ「よ〜判らん」で終わってしまうアルバムかも知れませんね。それだけ、ジョージの個性が強いアルバムだと言えると思います。

 
 

大震災から2年2ヶ月。決して忘れない。まだ2年。常に関与し続ける。

がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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コメント

ども、高校1年生でなぜか財力があったひとんちゃんです。
我が家はたいして金持ちではなかったが・・・
やっぱり兄と二人でっていうのは強いよね~

ジョージの声は、しわがれていても、味はあるもんね♪
他には絶対にない声!
すごいわぁ、好きだわぁ☆
裏ジャケを表にしたら、もちょっと一般受けしたかな?
でも、大好きなアルバムの一つです!

どうも〜ひとんちゃん。松和のマスターです。
 
高校時代はお世話になりました。結構、当時、リリースされた
アルバム、貸して貰いましたね〜。貸して貰って、即、カセット
にダビング。大事で貴重なアルバムは、2本のカセットに正副で
ダビング(笑)。
 
高校生当時、1ヶ月の小遣いが3000円(食費は除く)。ちなみに、
LPが一枚2500円。LPを一枚買うと、残り500円で1ヶ月、生活
しなければならない。正月のお年玉などをストックして、少しずつ
切り崩しながら、やりくりしていました。
 
当時はLPは貴重なものでした。今では、米国盤だと1000円程度
で入手できる時代になりました。良い時代になったものです。 
 

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