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2013年5月21日 (火曜日)

オールディーズなジャズ・ボーカル

初夏のうららかな季節。気温も程良く、気持ちもユッタリ。そんな時は、ジャズ・ボーカルを愛でるのが良い。ちょいとボーカルのアルバムについて語ってみよう。

私、バーチャル音楽喫茶『松和』のマスターは、ジャズ・ボーカルには自信が無い。ジャズ・ボーカルは一番、後回しにしてきたからなあ。皆、英語で歌っているからなあ、何、歌っているかほとんど判らなかったもんな〜(笑)。ジャズ・ボーカルを楽しむようになったのは、1990年代に入ってからである。ジャズを聴き始めて、15年が経過した後にである。

よって、有名で定盤なジャズ・ボーカル盤はあまり聴いてはいないだろうと思う。どちらかと言えば、その時その時の自分の感性に合った盤を、その時点で新譜として発売されたり、リイシューされたりした時、ゲットすることが多かった。

そういう選択基準でジャズ・ボーカルを聴いてきた訳であるが、今回はこれ。Diana Krall『Glad Rag Doll』(写真左)。昨年2012年7月にリリースされた、現時点でのダイアナ・クラールの最新作である。

ダイアナ・クラールは、1964年カナダ生まれの女性ジャズ・ピアニスト&ボーカリスト。デビュー盤は1993年。この20年で数々の成功をおさめた現在、ジャズ・ボーカル界の中心人物の一人である。正統派女性ボーカリストであり、とにかく上手い。
 

Glad_rag_doll

 
2003年12月、ダイアナは英国ロック界のスター、エルビス・コステロと結婚。この結婚を境に、正統派女性ボーカリストという雰囲気から、個性的な音楽性を前面に押し出した、先取性溢れるコンテンポラリーなボーカル盤をリリースし続けている。

そんな、個性的な音楽性を前面に押し出した最新作が『Glad Rag Doll』である。全体的な雰囲気は、米国ルーツ・ミュージックをベースにした、1920〜30年代のスイング期のオールディーズなジャズ・ボーカルな雰囲気。どこまでも「渋い」、玄人好み、職人好みなコンテンポラリー・ジャズ・ボーカルが展開される。

「もし過去に行けるなら、荒削りな魅力にあふれた1920年代を選ぶわ」とはダイアナの弁。ジャズ・ボーカル曲として馴染みの無い曲ばかりがズラリと並ぶが、アルバム全体を包む雰囲気は、なぜか「懐かしい」セピア色をした音世界。純ジャズな雰囲気というよりは、1920〜30年代の米国ルーツ・ミュージックな雰囲気。

正統派ジャズ・ボーカルというにはあまりに個性的な『Glad Rag Doll』の音世界。ジャズ者初心者の方々には、ちょっとお勧めしかねますかね。20〜30枚、定盤と言われる、正統派ジャズ・ボーカルのアルバムを聴いてからでしょうね。

逆に、ジャズ者ベテランの方々にはお勧め。なぜか「懐かしい」セピア色をした、米国ルーツ・ミュージックをベースにした、1920〜30年代のスイング期のオールディーズなジャズ・ボーカルは、実に味わい深いものがあります。

 
 

大震災から2年2ヶ月。決して忘れない。まだ2年。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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