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2013年2月20日 (水曜日)

アダムス=ビューレンとの出会い

秘密の喫茶店のママさんのお陰で、ビリー・ハーパーで聴き馴れたコルトレーン・ミュージックの個性を、次に本家本元のジョン・コルトレーンのリーダー作で確認していく。このやり方で、随分、ジョン・コルトレーンの音楽の理解が進んだ。

そして、そのジョン・コルトレーンのフォロワーの音を聴くことが、とても楽しくなってきた1980年代初頭。僕は、George Adams & Don Pullen Quartetに出会った。このカルテットの音は衝撃的だった。このカルテットは、ジョン・コルトレーンの音世界に根ざしながらも、そのコルトレーン・ミュージックを整理し発展させ、より拡がりと彩りのある、自由度の高い即興音楽を表現した。

このカルテットの結成は1979年。ちなみにパーソネルは、George Adams (ts,fl), Don Pullen (p), Cameron Brown (b), Dannie Richmond (ds)。このカルテットは、バンドとしてのまとまりを強く感じさせるカルテットで、それ故に「アダムス=ビューレン・カルテット」とバンド名で呼ばれる。

ジョージ・アダムスのコルトレーンばりの自由度の高い、ちょっとフリーキーなテナー、エネルギッシュでテンション高い「拳(こぶし)奏法」のドン・プーレンのピアノ(この拳奏法は、YouTube等の動画で確認して下さいね)。力強く芯の入ったキャメロン・ブラウンのベース、そしてダニー・リッチモンドのフレキシブルでハードでロックテイストなドラムと、とにかく元気で格好良い、黒人音楽の伝統に乗っ取った音楽演奏が繰り広げられてます。
 

Earth_beam

 
この「アダムス=ビューレン・カルテット」との初めての出会いは『Earth Beams』というアルバム。1980年8月の録音。このアルバムに、確か1981年に出会った。冒頭の「Earth Beams」を聴いてぶっ飛んだ。はち切れんばかりの情熱と気迫。充実した音の重なり、地に足が着いたリズム・セクション。自由度の高い、適度にアブストラクトな演奏。凄く聴き易い、聴き込みに耐えるハードなメインストリーム・ジャズであった。

自由度が高い、適度にアブストラクトな演奏でありながら、冗長な面や緩慢な面は全く無い。恐らく、十分にアレンジされ、十分にリハーサルされ、しっかりと演奏全体のイメージをバンド全体で共有化した、そんな構築美を感じる、素晴らしい即興演奏。そう、とにかく聴き易い。コルトレーン後期のカルテットと同質の演奏でありながら、この「アダムス=ビューレン・カルテット」の演奏は、圧倒的に聴き易かった。

ハードで時にフリーキーになる曲調のものと、ゴスペルバラード風のもの、テキサス・ツイスト風なもの、元気で格好良い、黒人音楽の伝統に乗っ取った演奏がギッシリと詰まっている。ところどころハードではあるが、全体的に楽しいジャズがここにある。このところどころハードなところがジャズ者にとっては、ちょっと「グッと」くるんですよね〜。耳当たりが良いばっかりだとね〜。やっぱり適度な刺激が無いとね。

「男気」と「男の色気」。そんな言葉を想起させるアダムス=ビューレン・カルテットの『Earth Beams』。僕はこのアルバム『Earth Beams』一枚で、アダムス=ビューレン・カルテットに「ぞっこん」となったのである。

 
 

大震災からもうすぐ2年。でも、決して忘れない。常に関与し続ける。

がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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