最近のトラックバック

« ギリ英国ロックなセカンド盤 | トップページ | これぞ、コンテンポラリージャズ »

2012年10月22日 (月曜日)

バートン&パットのリユニオン

今年は秋の足取りが速い。日に日に涼しくなり、肌寒くなっていく。まだ10月の20日を過ぎたところ。冬服に着替えるには早すぎるけど、ここ2〜3日の朝は、夏のジャケットを着ていると、ちょっと肌寒く感じる。

肌寒くはあるが、秋の空気は澄んでいて気持ちが良い。この気持ちの良い空気には、ジャズのヴァイブの音が良く似合う。ジャズ・ヴァイブと言えば「ミルト・ジャクソン」が真っ先に浮かぶ。確かにミルトのヴァイブは良い。でも、僕はこの人のヴァイブも大好きなのだ。

ゲイリー・バートン(Gary Burton)。レッド・ノーヴォが始めた4本マレット奏法をより高度に開拓・確立させた現代ヴィブラフォン奏法のイノヴェーター(Wikipediaより)。まだ、ジャズのトレンドにタイムリーに反応し、コンテンポラリー・ジャズのリーダー格としても有名。30年に及び、バークリー音楽大学で教鞭をとった「ジャズの先生」でもある。

バートンのヴァイヴは、クリスタルでクールで切れ味の良い「ふくよか」な響き。4本マレット奏法で変幻自在にコード奏法をバッキングで繰り広げたり、超絶技巧なソロを繰り広げたり、まるでピアノの様な表現をヴァイブでしてみせる技巧派。

そんなバートンが、2007年6月、パット・メセニー入りのゲイリー・バートン・バンドをリユニオン、オークランドの「ヨシズ」にて、ライブ盤を収録した。タイトルはシンプルに『Quartet Live』(写真左)。確か、発売は2009年の5月だった。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib); Pat Metheny (g); Steve Swallow (el-b); Antonio Sanchez (ds)。うへ〜、錚々たるメンバーやなあ。
 

Gary_burton_quartet_live

 
冒頭の「Sea Journey」を聴いて、「ああっ」と思わず懐かしさと感嘆の声を上げる。 1977年にリリースされたバートンのリーダー作『Passengers』の1曲目。

そう言えば、この『Passengers』のパーソネルは、Gary Burton (vib); Pat Metheny (g); Steve Swallow (el-b); Eberhard Weber (b); Dan Gottlieb (ds)。ドラムだけが異なるだけで、後の3人は同じメンバー。確かに、パット・メセニー入りのゲイリー・バートン・バンドをリユニオンである。

そう言えば、遠く1974年。ゲイリー・バートンは自らのバンドに、当時、弱冠20歳のパットを起用。ECMにて『Ring』『Dreams So Real』『Passengers』という3枚のアルバムをリリース。パットにとってこれがジャズメンとしてのメジャー・デビューであり、そういう意味で、パットにとってバートンは恩師である。

そんなバートン、パットの元にベースのスワローが馳せ参じ、ドラムのサンチェスが参加した。そんな素晴らしいメンバー構成のカルテット。演奏内容は、実に充実した内容のメインストリーム・ジャズ。内容的にはソフトな純ジャズという感じではあるが、「Question And Answer」や「Missouri Uncompromised」など、要所要所は、結構「硬派」で決めている。

どこまでも美しく涼やか。クールなエキサイティング。このバートンとパットの音色のコンビネーションは独特のテイストだ。溶け合う、共鳴し合う、という感じのユニゾン&ハーモニー。リズム・セクションは、クールなエレベのスティーヴ・スワロウに、メリハリのあるドラミングが素晴らしいアントニオ・サンチェス。実に完成度の高いカルテットである。

21世紀になって、こんなアーティスティックで現代的なメインストリーム・ジャズが生まれ出でる。ジャズはなかなかに懐が深い。

 
 

大震災から1年半が過ぎた。決して忘れない。常に関与し続ける。

がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

保存

« ギリ英国ロックなセカンド盤 | トップページ | これぞ、コンテンポラリージャズ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/47550951

この記事へのトラックバック一覧です: バートン&パットのリユニオン:

« ギリ英国ロックなセカンド盤 | トップページ | これぞ、コンテンポラリージャズ »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ