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2012年9月15日 (土曜日)

奇跡のストラト「ブラッキー」

9月も半ばだというのに、とにかく暑い日が続く、我が千葉県北西部地方。しかも、蒸し暑い。そして、雨がほとんど降らない、とくる。朝の早い時間、そして、日が暮れてからは、ちょっとは涼しくなるのだが、湿度が高いのがどうもいけない。
 
一昨日より、コルトレーンの『Live In Japan』を2日に渡って聴き通したので、なんだか耳が完璧に「フリージャズ」。この『Live In Japan』は「コルトレーン教の殉教者」しか踏み入れてはいけない領域というが、なるほどと改めて思う。ちょっと耳を休めないとな〜、ということで昨晩から、70年代ロックのアルバム鑑賞に中心に切り替え。
  
残暑長引く今年の9月、これだけ蒸し暑さが去らない今の状況では「レイドバック」なロックが一番。「レイド・バック」とは、ロック音楽の用語として良く使われるが、「くつろいだ、のんびりとした、ゆったりした」という意味と捉えておけば問題無い。70年初頭に出現した「スワンプ」の流れを汲むもので、基本的には、米国南部の泥臭いサウンドを基調とする。
 
そんな「スワンプ」から「レイドバップ」なロックを踏襲した、ロック界を代表するギタリストが、エリック・クラプトン(Eric Clapton)。日本で言われる「3大ロック・ギタリスト」の一人である。クラプトンの70年代は、まさに「スワンプ」から「レイドバック」なロックをまっしぐらに突き進んだ訳で、僕はこの70年代のクラプトンが一番好きだ。
 
そんな「スワンプ」から「レイドバック」なロックを大々的にやっていた頃のライブ・パフォーマンスをCD4枚に納めた、クラプトン者にとっては垂涎のボックス盤がある。『Crossroads 2: Live in the Seventies』(写真左)。1974〜1978年のライブ集。ヤク漬けから奇跡的に復活した後(とは言ってもアル中だったらしいが・・・)、クラプトン30歳台のライブ音源である。
 
Live_seventies
 
ボックス盤の内容については、2009年11月28日のブログ(左をクリック)に詳しいので、そちらをご覧いただきたいのだが、このライブ盤全般を通じて感じるのは、クラプトンのエレギの音は、本当に良い音がするということ。
 
この70年代、クラプトンが使用していたエレギはストラト・キャスターであるが、単なるストラトでは無く、クラプトンが専用にカスタマイズしているもので、愛称で「ブラッキー」と呼ばれる(ちなみに、このボックス盤『Crossroads 2: Live in the Seventies』のジャケット写真が「ブラッキー」である)。
 
1970年のことであるとされる。クラプトンはナッシュビルにあるショー・バッドの楽器店で、ヴィンテージのストラト・キャスターを格安で手に入れる。そして、そのうちの3本を分解、最良のパーツを集めて、新たにストラトを組み上げた。「ブラッキー」の由来は、最終的なボディ色が黒だったことにちなんでいる。

この「ブラッキー」の音が実に良い。このボックス盤のハイライトの一つが、クラプトンのエレギ(ブラッキー)の音。本当にブラッキーの音は素晴らしい。
 
まず、胴鳴りが凄くて、音が太くて深い。音の「くすみ」については、これぞストラト・キャスターという「くすみ」が出ている。「音の伸び」については、これってストラトの音か、と疑ってみたくなるほどの伸び。なんでクラプトンはこのブラッキーを手放したのかなあ。老朽化が理由とは言うが、これだけの奇跡的な音がするストラトは二本とないだろう。
  
う〜ん、やっぱ、クラプトンは70年代が絶対ええなあ。「スワンプ」から「レイドバック」と、ガッツリと余裕をかましながら、ブルースを弾きまくる「Slow-Hand」Clapton。愛器ブラッキーの音と響きも最高。しっかりと「耳休め」が出来ました ww。
 
 
 

大震災から1年半が過ぎた。決して忘れない。常に関与し続ける。

がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

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