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2012年9月27日 (木曜日)

久し振りにユニークなピアノじゃ

初めて聴いた時は「なんじゃこれ」と思わず叫んだ。軽い衝撃を感じた。そして、良い意味で、思わず大笑いしてしまった(笑)。

このアルバムの冒頭の「My Little Blue Sweetie」を聴いて、これはなんて表現したら良いのでしょう、と思わず、仰け反ってしまった(笑)。そのアルバムとは、Manami Morita(森田真奈美)の『Colors』(写真左)。

いや〜、久し振りに、良い意味で「ユニーク」という言葉がピッタリなジャズ・ピアノを聴いた。いや〜本当に面白い。なんて表現しら良いのか。いや〜このManami Moritaのピアノは文章では伝わらないなあ。

う〜ん、セロニアス・モンクとローランド・カークとまぜこぜにして、コルトレーンの「シーツ・オブ・サウンド」をピアノで展開したような、う〜ん、ぴったしけえへんなあ、とにかく、なんしか激しくユニークなManami Morita(森田真奈美)のピアノである。

アドリブ・フレーズを弾き進めながら、一音一音つど転調していく様な、白鍵と黒鍵が互い違いに来るような、とにかく「転調好き」には堪えられない、快感に似た「転調フレーズ」。この「転調フレーズ」がリズミックな変則拍子に乗って「うねりまくる」のだ。

転調フレーズ、変則拍子、とくるが、バックのリズム&ビートが、がっちりと正統派リズム&ビートしているので、演奏全体の印象は、しっかりと「純ジャズ」しているので、意外と聴き易く、親しみ易い。

Manami_colors

このアルバムの収録曲の中で、そのユニークさが際立つ曲が「My Favorite Things」。この曲は、かの伝説のテナーマン、ジョン・コルトレーンの十八番中の十八番の曲なんだが、このManami Moritaの「My Favorite Things」は、そのアレンジ、フレーズの組み立て方のユニークさは、コルトレーンの上を行く。

転調風+変則拍子を駆使しながら、それでいて、とてもコロコロと軽快な響きの展開。この「My Favorite Things」は実にコミカル、というか、とても愛らしい、そう、とてもキュートなフレーズである。とてもキュートなフレーズを、Manami Morita風の「シーツ・オブ・サウンド」で弾きまくる。コルトレーンもビックリの「My Favorite Things」である。

バックのベースとドラムも凄い。この転調風+変則拍子な、セロニアス・モンクもビックリな変則展開のManami Moritaのピアノに合わせて、演奏のベースをしっかりと支えるリズム&ビートを供給するのは「至難の業」。

しかし、このアルバムでのベースとドラムは、決めるところで「ばしっ」と決める。特に、ブレイクの決め方が実に格好良い。切れ味良く「ばしっ」と決める。スネアが「ばしっ」、ベース弦が弾けて「ばしっ」。

ジャズ・ピアノとは、ガーン、ゴーンで、超絶技巧なテクニックじゃ〜、というジャズ者の方には、ちょっと合わないかも。でも、Manami Moritaのピアノのテクニックは確かなものですし、フレーズの組み立て方も良い意味で個性的です。ワン・フレーズ聴いただけで「Manami Morita」と判る個性って、これからが楽しみですね。

それほどユニークなManami Moritaのジャズ・ピアノである。でも、僕は好きやなあ。この転調風+変則拍子でコロコロ軽快な響きが「堪らない」。時々、無性に聴きたくなっては、アルバムを引きずり出してきて、聴き耳立てては「悶絶」しております(笑)。 

 
 

大震災から1年半が過ぎた。決して忘れない。常に関与し続ける。

がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

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