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2012年8月 5日 (日曜日)

コテコテの米国ルーツ・ロック

昨日もこのブログでご紹介したが、アメリカン・ルーツ・ロックの代表的ミュージシャンの一人に「ライ・クーダー(Ry Cooder)」がいる。ライ・クーダーとは、スライド・ギターの名手で、アメリカン・ルーツ・ロックにおける代表的ミュージシャンの一人。

昨日ご紹介した、1976年発表の『Chicken Skin Music』は、ブルース、ゴルペル、カントリーの要素を中心に据えつつ、ハワイアンの要素を大胆に取り入れて、快適にレイドバックした、アメリカン・ルーツ・ロックの名盤である。

そんなライ・クーダーが、ドップリとアメリカン・ルーツ・ミュージックに浸かった、これはもう、アメリカン・ルーツ・ロックでは無く、ポップなアメリカン・ルーツ・ミュージックを奏でたアルバムと言い切れるアルバムがある。そのタイトルは『Paradise & Lunch』(写真)。1974年発表のライ・クーダーの代表作のひとつ。

アメリカン・ルーツ・ミュージックの中でも、ブルース、フォークを中心に、ポップ・ロック風のアレンジに上手く取り入れ、アメリカ南部と中南米のサウンドが混じりあったような、国籍不明で不思議な雰囲気の漂う、ライ・クーダー独特の個性的なアメリカン・ルーツ・ミュージックに仕上がっている。

Paradise_and_lunch

職人芸的なライ・クーダーのギターと、ジム・ケルトナー、ラス・タイトルマンら、バックの職人ミュージシャンによる演奏は、実にリラックスして聴きどころ満載。実にレイドバックした、ユルユルではあるが、コテコテのアーシーで渋い味のブルース&フォークは、実に楽観的で実に洒脱な演奏である。

スライドギター、マンドリンと、実にアメリカン・ルーツ・ミュージックな音色で聞かせてくれる、渋すぎる位の、極上のポップ・ロック。アメリカン・ルーツ・ミュージックとして、どこかノスタルジーを感じさせてくれる、哀愁感溢れるボーカルも実に味がある。

アメリカン・ルーツ・ロックの世界でも、このアルバムはかなり個性的な部類のアルバムになり、一般受けすることは期待できないのですが、このアルバムのコッテコテのアメリカン・ルーツ・ミュージックな流れは、好きな者にとっては、これはもう至福の時を感じさせてくれる、最高に素晴らしい一時だと思います。

アメリカン・ルーツ・ロック者の方々には、是非一聴をお勧めした逸品です。アルバム・ジャケットのデザインについては賛否両論あるとは思いますが、アメリカン・ルーツ・ミュージックの中でも、ブルース、フォークを中心にしたアルバムということを思えば、カウボーイ・ハットをかぶったライ・クーダーも「あり」かな、とも思いますw。

 
 

大震災から1年が過ぎた。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

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