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2012年8月 9日 (木曜日)

スタッフの絶頂期の頃の記録です

「Stuff(スタッフ)」はニューヨークのファースト・コールのスタジオ系ミュージシャン6人によって結成されたオールスター・バンド。フュージョンのジャンルで、私の一番好きなバンドです。

メンバー構成は、リチャード・ティーのキーボード、ゴードン・エドワーズのベース、エリック・ゲイルとコーネル・デュプリーのツイン・ギター、スティーヴ・ガッドとクリス・パーカーのツイン・ドラムス。ツイン・ギター、ツイン・ドラムの構成が個性的で、独特の粘りのあるグルーブが見事なバンドでした。

その「Stuff(スタッフ)」が1978年に来日。ツイン・ドラムの片割れであるクリス・パーカーが病欠。これが残念ではあったが、残りのメンバーは元気に来日。確か、大阪にも来たはず・・・。行きたかった、聴きたかったが、まだ大学生なりたてで金が無い。泣く泣く見送ったことを覚えている。確か、中野サンプラザでのライブ演奏は、NHK−FMでオンエアされたのでは無かったでしょうか。確か、エアチェックして大切に夜な夜な聴いていた記憶があります。

さて、このスタッフの来日公演の演奏を記録したライブ盤がCD化されています。LPでの発売当時、日本でのみのリリースだった、1978年11月20日郵便貯金ホールでのライヴ盤。そのタイトルは『Live Stuff(Live in Japan)』(写真左)。2ndアルバム『More Stuff』 をリリースした翌年で、スタッフの絶頂期の頃の記録。『Live In New York』 と双璧をなす、スタッフの優秀ライブ盤。

冒頭の「Foots」から、既にコッテコテのファンクネス全開である。ガッドの縦ノリのドラミングは、異様なまでのファンキーなリズム&ビートを叩き出す。エリック・ゲイルとコーネル・デュプリーのツイン・ギターも、コッテコテ、パッキパキのファンキー・エレギを弾きまくる。そして、極めつけは、ティーのキーボード。ファンク以外何物でも無い、徹頭徹尾ファンキーなキーボード。
 

Live_stuff_in_japan

 
2曲目の「Junior Walker Medley: Road Runner/Pucker Up Buttercup」のメドレーもファンキーそのものの演奏。途中、長尺のガッドのドラム・ソロが繰り広げられるが、これはちょっと「蛇足」だろう。アルバム始まって2曲早々に、延々と続くドラム・ソロを持ってきた、アルバム・プロデュースはいただけない。

3曲目「Need Somebody」そして、4曲目のアルバム2つめのメドレー「Signed, Sealed, Delivered I'm Yours/Stuff's Theme」は、スタッフらしいファンクネス溢れるフュージョンなインスト・ナンバー。スタッフらしさがギッシリと詰まっている。

そして、面白いのは、5曲目の「Love of Mine」。ティーのボーカルをフィーチャーした演奏なんだが、聴衆の手拍子が「オン・ビート」、いわゆる「頭打ち」の手拍子である。ジャズは基本的に「オフ・ビート」、いわゆる「後ろ打ち」である。いやはや、この頃の日本の聴衆は、まだ、オフ・ビートな手拍子に馴れていなかった。その「オン・ビート」の手拍子に乗って、オフ・ビートを叩き出そうとするガッドは、実に叩き難そうにドラムを叩いている(笑)。

この日の「Stuff(スタッフ)」のメンバーは二日酔いやら疲れやらで、決してベストプレイではない、という解説を読んだことがありますが、改めて聴き直してみて、その状況というのは、CDの音を通して十分に想像できます。確かに、ところどころ、音がよれっていたり、大雑把に弾き倒してみたり、確かに、玄人スタジオ・ミュージシャン集団の演奏としては、荒過ぎ、かつ、大味なところは否めません。

しかし、その荒過ぎ、かつ、大味なところを補って余りある、エネルギッシュで、こってこてファンキーで疾走感溢れる演奏は素晴らしいものがあります。スタッフ者(ファン)であれば、このCDはマスト・アイテムです。とにかく懐かしい。この初CD化された盤を手に入れて、その演奏に聴き耳を立てた時、幾ばくか万感な想いが胸に去来しました。とにかく懐かしい、内容のあるライブ盤です。

 
 

大震災から1年が過ぎた。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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