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2012年6月 8日 (金曜日)

寛いだジャズ・ピアノの神様

ジャズ・ピアノの神様、アート・テイタム(Art Tatum)。スイング時代からハードバップ時代前半に活躍。「神」と呼んで良いほどの超絶技巧なテクニックと留めなく湧き出るアドリブ・フレーズ。そんなアート・テイタムの勉強シリーズの最終盤。

Art Tatum『Makin' Whoopee』(写真左)。1954年6月の録音。Benny Carter (as), Art Tatum (p), Louis Bellson (ds)。1954年の録音ではあるが、このアルバムでの演奏の雰囲気は「スイング・ジャズ」。トリオの編成もアルト・サックスとピアノ、ドラムと変則。

このアルバムには、寛いだ雰囲気で余裕を湛えたジャズ・ピアノの神様がいる。ピアノの紡ぎ出すフレーズは、ほのぼのとした「スイング・ジャズ」。超絶技巧のテイタムのテクニックは、時に「うるさい」と言われる位なのだが、このアルバムでは全くそんなことは無い。

Makin_whoopee

この『Makin' Whoopee』でのジャズ・ピアノの神様は余裕をもったプレイで、素晴らしく美しいフレーズを紡ぎ上げていく。このプレイを聴くと、テイタムとは如何に歌心に優れたピアニストであったということが良く判る。まあ、ジャズ・ピアノの神様と言われる位ですから、単なる「テクニック馬鹿」と揶揄するのは罰当たりでしょう(笑)。

テイタムの余裕のプレイに呼応するように、ベニー・カーターのアルト・サックスも悠然としたプレイで答えます。カーターのアルトも、力が入ると金属音が甲高く鳴り響いて「うるさく」聴こえる時もあるのだが、ここでのカーターは全くそんなことは無い。

スイング・ジャズの雰囲気が実に心地良い。スイング・ジャズには法則やルールは無いと僕は感じている。スイング・ジャズには、演奏の雰囲気に関するメンバー間での「暗黙の了解」があるだけ。

娯楽音楽としての良質の「スイング・ジャズ」がこのアルバムの中に詰まっている。

 
 

大震災から1年が過ぎた。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

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