最近のトラックバック

« スマートで耽美的でロマンティック | トップページ | ハイレゾ音源の凄まじき音質 »

2012年5月12日 (土曜日)

P.F.Mと並ぶ「伊プログレの代表格」

イタリアは何故か、1970年代、プログレが盛ん。そんなプログレ・バンドの中で、P.F.Mと並ぶ代表格のひとつが、「Banco Del Mutuo  Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)」。世界デビューの時、バンドの名前が長いので、短縮形の「Banco(バンコ)」になった。

1969年キーボードのノチェンツィ兄弟を中心に結成。 1972年アルバム・デビュー。ツイン・キーボードを中心とする迫力あるインストゥルメンタルとクラシックやオペラ、イタリアのカンツォーネ、フォークソングからの要素の取り組みが色濃いところが、Bancoの個性。オペラチックなカンツォーネをフィーチュアしたところも、これまた「個性」。

P.F.Mに続いてワールド・デビューを果たした、インターナショナルなイタリアン・ロックの代表格である。このBancoを手っ取り早く理解するには、1975年発表のマンティコアからのワールド・デビュー作『Banco』(写真左)を聴くのが一番。

変拍子を駆使したハイ・テンションな演奏な耳に残る。収録されたいずれの曲にも、クラシックやオペラ、イタリアのフォークソングからの要素の取り組みが色濃く、Bancoの個性が遺憾なく発揮されている。

Banco

P.F.Mに続き、マンティコア・レーベルから世界進出を狙った、歌詞が基本的に英語(実際は英語とイタリア語の両方を使い分けて歌われている)の変則ベスト盤で、新曲と過去の曲のリメイクからなっている。

Bancoの場合、イタリア語特有の歌詞の響きの癖の強さが個性と言えば個性。この変則ベスト盤での英語の歌詞の響きは、いい意味で聴きやすい響きになっていて、Banco本来の癖、個性が薄れていると言えば薄れている。

が、Bancoの持つ、プログレ演奏の個性については十分に感じる事ができるのだから、Banco入門盤としては、この変則ベスト盤は最適。歌詞が英語の方が、逆に、Bancoが初めての方には聴き易い。それでも、イタリアらしいオペラチックなカンツォーネをフィーチュアした音の響きは十分に個性的であり、かなり新鮮に響く。

しかし、Banco Del Mutuo  Soccorsoを愛でるには、世界デビュー以前の、純正イタリア・プログレ時代のオリジナル・アルバムを聴く必要がある。この純正イタリア・プログレ時代のアルバムにこそ、真のBanco Del Mutuo  Soccorsoの個性が光り輝いている。

それについては、近々に是非とも、このブログでご披露したいと思っている。

 
 

大震災から1年。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

 
                                       

« スマートで耽美的でロマンティック | トップページ | ハイレゾ音源の凄まじき音質 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/45235435

この記事へのトラックバック一覧です: P.F.Mと並ぶ「伊プログレの代表格」:

« スマートで耽美的でロマンティック | トップページ | ハイレゾ音源の凄まじき音質 »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ