Godiegoを覚えているかい・・・
昨日、今日と栃木路へと遠出した。長時間ドライブの時は、昔、愛用していたiPodに聴きたいアルバムや曲をぶち込んで、プレイリストを組んで、ドライブ時に楽しんでいる。勿論、カーステ(カーナビの一部になっている)は「iPod対応」。カーナビのタッチパネルで、iPodと同様の雰囲気の操作が出来る。
今日、栃木路からの帰り、久し振りに「Godiego(ゴダイゴ)」を聴いた。本当に久し振り。でも、この「Godiego」については、1976年リリースのデビュー・アルバム『GODIEGO (新創世紀)』当時から聴き親しんでおり、1978年1月の『CMソング・グラフィティ』はリリースと同時に愛聴盤。
ゴダイゴと言えば、西遊記のサウンド・トラックを担当して大ブレイクし、「明るく楽しい」シティ・ポップ系ロックバンドに変身したが、元々は、硬派な日本のプログレッシブ・ロック・バンドの草分けなのだ。このゴダイゴについては、このデビュー当時から着目し愛聴してきた、ということが、自分では結構凄いな、と思っていて、結構、自慢話風に他に語っていたりする(笑)。
さて、今日、聴いたゴダイゴのアルバムは『Magic Capsule』(写真左)。1979年10月25日に発売されたゴダイゴの1stライブアルバム。群馬県民会館(79年4月26日)・大宮市民会館(7月27日)・東京晴海貿易センター(8月24日)での演奏を元に作成されている。
収録された時期は、78年10月の「ガンダーラ」、12月の「モンキー・マジック」、79年4月の「ビューティフル・ネーム」、7月の「銀河鉄道999」など説明無用の大ヒット・シングルを連発していた頃で、ゴダイゴ人気のピークである。
このライブ・アルバムの収録曲を見渡すと、ゴダイゴの基本は、元々は、硬派な日本のプログレッシブ・ロック・バンドなんだなあと改めて感じ入ってしまう。ちょっと長くなるが、このライブ・アルバムに収録された曲を列挙すると以下の様になる。
ディスク:1
1. マジック カプセル
2. ジョイ
3. はるかな旅へ
4. イミテーション
5. 君は恋のチェリー
6. ステッピン・イントゥ・ユア・ワールド
7. ライティング・マン
8. 組曲 : 新創世紀
9. デッド・エンド〜ラヴ・フラワーズ・プロフェシー
ディスク:2
1. モンキー・マジック
2. 銀河鉄道999
3. ハピネス
4. ビューティフル・ネーム
5. ガンダーラ
6. プログレス・アンド・ハーモニー
7. ザ・ドラゴンズ・カム・アライヴ
8. ミッキーのピアノ・ソロ
9. パープル・ポイズン
10. セレブレイション
11. トライ・トゥ・ウェイク・アップ・トゥ・ア・モーニング
元々は、硬派な日本のプログレッシブ・ロック・バンドなんだなあと感じ入るのは、 「明るく楽しい」シティ・ポップ系ロックバンドに変身して大ブレイクした人気絶頂期に、ファーストアルバムから「組曲 : 新創世紀」、セカンドアルバムから「デッド・エンド〜ラヴ・フラワーズ・プロフェシー」をライブで演奏していたこと。
「明るく楽しい」シティ・ポップ系ロックバンドに変身した後の曲だけを羅列しない、人気絶頂時のファンの要求に迎合しない、その強い姿勢は実に「硬派」である。例えば、このライブ盤に収録されたディスク1の9曲目「デッド・エンド〜ラヴ・フラワーズ・プロフェシー」。
演奏する前、バンドがこの曲を書いた理由や社会の状況について一生懸命に語ろうとする。しかし、構わずファンは黄色い歓声をあげていて、メンバーに窘められている部分が収録されています。普通はカットしそうな部分を敢えて、この人気絶頂時のライブ盤に収録しているところに、僕は、ゴダイゴの「硬派」を感じます。
ゴダイゴの本質は、社会派で思索的で硬派な日本のプログレッシブ・ロック・バンドなのですが、78年10月の「ガンダーラ」、12月の「モンキー・マジック」、79年4月の「ビューティフル・ネーム」、7月の「銀河鉄道999」などの大ヒットによって、「明るく楽しい」シティ・ポップ系ロックバンドと誤解されたところに、ゴダイゴの不運があったように感じます。
ゴダイゴは、社会派で思索的で硬派な日本のプログレッシブ・ロック・バンドと明るく楽しい」シティ・ポップ系ロックバンドの2面性を持ったバンドだったということが、このライブ盤『Magic Capsule』を聴くと良く判ります。
「僕のサラダガール」でレコード・デビューを果たした1976年4月から起算して結成35周年を迎えたゴダイゴ。今一度、ゴダイゴの初期の名作を聴き直してみたくなりました。
大震災から1年が過ぎた。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。
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ゴダイゴのギター浅野さんはそれ以前にエムというグループに参加していました。
そしてエムはイエローと変わっていくのですが、その時のヴォーカルが垂水さんです。
彼はイエロー解散後故郷の北海道に帰るのですが、実は私、一緒にバンドやってました。
ずっと会っていなかったけれどyuotubeなど調べてみたらやってました。
同窓会と称して浅野さんはじめ、昔のメンバー集めてライブやってました。ミッキー吉野さんゲストとか…
投稿: あんしん堂 | 2012年5月21日 (月曜日) 03時23分