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2012年4月11日 (水曜日)

春にスイングジャズをもう一丁

温かい雨である。蕭々と降っている。南風が強くなって大荒れになる、という予報だったが、今のところ、風はほとんど吹かない。ちょっと強めの春雨が蕭々と降っている、我が千葉県北西部地方。なんとなく良い雰囲気の夜である。

温かい雨の音を聴きながら、春ならではの、ノンビリ、ほのぼのとしたジャズがやはり今日も聴きたくなる。

昨日、「春爛漫の温かい春の雰囲気になってくると、ふとノンビリ、ほのぼのとしたジャズが聴きたくなる。ノンビリ、ほのぼのとしたジャズといえば、スイング・ジャズである」と書いた。なんとなく、レトロチックで温かいほのぼのジャズ。やはり、それは、スイング・ジャズだろう。

ということで、今日もスイング・ジャズの雰囲気を宿したアルバムを聴いている。今日のアルバムは『The Art Tatum - Buddy DeFranco Quartet』(写真左)。また、テイタムのアルバムかい、と言わないで欲しい。好きなのだから仕方が無い(笑)。1956年2月の録音になる。ちなみにパーソネルは、Buddy DeFranco (cl) Art Tatum (p) Red Callender (b) Bill Douglas (ds)。

今や、ジャズの世界ではマイナーな楽器になってしまったクラリネット。でも、僕はこのクラリネットのほのぼのとした、柔らかで丸い音が大好きである。自分でも吹きたいくらいだ。そして、モダン・ジャズにおけるクラリネット奏者と言えば「バディ・デフランコ」(写真右)。そのデフランコとジャズ・ピアノの神様、アート・テイタムのコラボである。触手が伸びるのは当たり前。

Tatum_defranco_quartet

ビ・バップに似たスタイルで、超絶技巧なテクニックを駆使しつつ、饒舌なインプロビゼーションをかますところは、テイタムの最大の個性。とにかく、神様の様な、目眩く飛翔せんばかりの超絶技巧なテクニックである。そして、同じく、超絶技巧なテクニックを駆使しつつ、饒舌ではあるが、どこかノンビリとした優しいインプロビゼーションをかますデフランコ。柔らかで優しい、それでいて、しっかりと芯の入った、硬派なブロウは唯一無二のもの。

鋭角で饒舌なテイタムのピアノと柔らかで饒舌なデフランコのクラリネット。好対照の部分と同調する部分が上手くミックスされて、なかなか良い雰囲気のアルバムである。

収録されたどの曲もどの曲も、テイタムとデフランコが良い感じのコラボしていて、雰囲気は「スイング・ジャズ」。演奏の形態は「ハード・バップ」。そして、ソロ・パートの演奏マナーは「ビ・バップ」。これがなかなか、面白い組合せ。他のジャズメンには聴くことが出来ない、ありそうで無い、面白い組合せ。

特に、僕は「Memories of You」という曲が大好きで、この曲が収録されているだけで、そのアルバムは「良し」としてしまうくらい。「ベニー・グッドマン物語」という映画での挿入曲として、高校時代に初めて聴いて惚れて以来、既に35年。この曲は聴く度に、心がほのぼのとして、気持ちがふんわりリラックス。いや〜良い曲ですね〜、ほんとに。

昨日と同じフレーズで、今日のブログを締めさせて頂く。「春爛漫な気候と雰囲気に、スイング・ジャズは良く似合う。このところ、時々、テイタムの一連のアルバムを引っ張り出して来ては、こっそりと人知れず聴いている」。お後がよろしいようで・・・(笑)。

 
 

大震災から1年。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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