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2012年3月24日 (土曜日)

財津さんのセルフカバー集・2

最近、いつも楽しみにして見ている音楽番組がある。NHKーBSの『SONGS』。1970年代から現在まで、様々なミュージシャンを招いたTVライブ形式の番組。常に、単独のミュージシャン、単独のバンドでの構成なので見応えがあるし、そのミュージシャン、バンドについて集中して楽しめる。たまに構成面で「?」なところもあるが、まあそれはスルーするとして、なかなか内容のある音楽番組である。

その『SONGS』に財津和夫が出演していた。財津和夫と言えば、チューリップのリーダー。僕が、日本において、ミュージシャンとして、コンポーザーとして尊敬する一人である。番組の中で、その財津さんが往年の自作の名曲をカバーしていた。番組で流れた曲は、「愛していたい」「サボテンの花」「青春の影」「Wake Up」「会いたい」「手紙にかえて」の6曲。

財津さんはセルフ・カバーがお好きな様で、以前にも何枚かセルフ・カバー集をリリースしている。番組でも、そのセルフ・カバー集についても触れられていて、『サボテンの花 ~ grown up』(写真左)というセルフ・カバー集に、あの沢田知可子の名唱で有名な「会いたい」も入っているらしい。

この「会いたい」は、昔、沢田知可子が歌っているのをテレビで見て、この曲は「絶対に財津和夫の曲」とピタリと言い当て、それ以来、周りからは「財津オタク」と一目置かれる存在になってしまった「曰く付き」の曲である(笑)。財津節が満載の、このベタな「お涙頂戴」曲を、作曲した財津さん本人のセルフ・カバーで聴いてみたいと思っていたので、早速、この『サボテンの花 ~ grown up』というタイトルのセルフ・カバー集を入手した。

さて、改めて、そのセルフ・カバー集『サボテンの花 ~ grown up』である。やけに「ベタ」なタイトルで、ちょっと「トホホ」な気分になったが、収録されている曲はなかなかのもので、高校時代からの長年の「財津者」としては、聴く前からワクワクである。その収録された曲は以下の通り。

1. WAKE UP
2. 娘が嫁ぐ朝
3. 君でなければ
4. 生きるといふこと
5. 恋人への手紙
6. サボテンの花
7. バイバイもうさよならさ
8. 届かぬ夢
9. 切手のないおくりもの
10. 会いたい
11. 心の旅
12. 恋と愛の間
13. サボテンの花
14. 青春の影    

Zaitsu_saboten_hana

いや〜、財津者(財津マニア)からすると、実に興味深いセルフ・カバー曲が多々ある。へえ〜っと思ったのが「切手のないおくりもの」。1978年6月、NHKの歌番組「みんなのうた」で放送された名曲。作詞・作曲した本人のセルフ・カバーは、やはり実に味わい深いものがあります。

他にも、財津さんのソロのヒットシングル「WAKE UP」、シングルのみの「娘が嫁ぐ朝」、シングルのB面だった名曲「恋人への手紙」。アルバム『無限軌道』に収録されていた「生きるといふこと」。セカンドアルバム『君のために生まれ変わろう』に収録されていた「バイバイもうさよならさ」。アルバム『日本』に収録されていた「届かぬ夢」。そして、沢田知可子が歌った「会いたい」。チューリップ者、財津者にとっては「狂喜乱舞」状態ですね(笑)。

特に、アルバム『無限軌道』に収録されていた「生きるといふこと」。セカンドアルバム『君のために生まれ変わろう』に収録されていた「バイバイもうさよならさ」。アルバム『日本』に収録されていた「届かぬ夢」の3曲は、実にマニアックである。恐らく、かなりディープなチューリップ者でないと、この辺りの曲は、どんな曲だったか、思い浮かばないだろう。

財津さんのセルフ・カバーの優れているところは、どの曲もオリジナルよりも、セルフ・カバーの方が、内容的にグレードアップしていること。このセルフ・カバー集『サボテンの花 ~ grown up』に収録されているいずれの曲も、オリジナルよりも内容的に充実している。

また、何度もセルフ・カバーされた「サボテンの花」や「心の旅」「青春の影」なども、前のセルフ・カバーの時よりも、全体的に充実度がアップしているのだから面白い。

チューリップ者、財津者の方々に対しては、このセルフ・カバー集『サボテンの花 ~ grown up』はお勧めの一枚です。高校時代からリアルタイムで、チューリップを財津和夫を聴き続けて来た自分としても、このセルフ・カバー集はとても楽しめるアルバムとなっています。

個人的には「生きるといふこと」「届かぬ夢」「バイバイもうさよならさ」のセルフ・カバーがお気に入りで、「恋人への手紙」「娘が嫁ぐ朝」は多感な頃、リアルタイムに聴いたシングルなので、この財津さんのセルフ・カバーの歌声を聴くと、当時の風景を思い出して、実に感慨深い想いがします。

 
 

大震災から1年。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。

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コメント

ハイレゾを検索していたらたどり着きました。
中学生の時に「心の旅」を聴き衝撃を受けてから、第3期メンバーまで聴き続けておりました、53歳の凡人です。。。
最初のライブ体験は大阪のとある百貨店の屋上でした!
今月は何回目(?)かの再結成ライブに行きます。
これからも懐かしくも専門的な独り言を楽しみにしております(^-^)

はじめまして、shuさん、松和のマスターです。
バーチャル音楽喫茶『松和』にお越し頂きありがとうございます。
 
同世代として嬉しいコメントありがとうございます。
僕も中学生の時に「心の旅」を聴き、衝撃を受けた一人です。
いきなり「サビ」のコーラスから入る衝撃といったら、
今でも昨日のことの様に思い出します。
 
これからも、バーチャル音楽喫茶『松和』をよろしくお願いします。
 

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