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2012年1月17日 (火曜日)

二人の捻れギターの聴き比べ

ビル・エヴァンス・トリオの最後のベーシスト、マーク・ジョンソン(Marc Johnson)。このマーク・ジョンソンが結成したスーパー・グループが「Bass Desires(ベース・デザイア)」。

そのスーパー・グループの2枚目にしてラストのアルバムが『Second Sight』(写真左)。1987年3月の録音。ちなみにパーソネルは、Marc Johnson (b), Bill Frisell (g), John Scofield (g), Peter Erskine (ds)。

恐らく、こんな大物四人、二度と揃わないだろうと思われる凄いメンバー構成。捻れギターの代表的な二人が加入しているところがこれまた凄い。そして、ドラム担当として、あのウエザー・リポートの最強のドラマーであったピーター・アースキンが参加している。捻れギター二人を迎え撃つドラマーとしては最強の布陣。

選曲については、全曲各メンバーのオリジナルで構成されている。1曲目「Crossing the Corpus Callosum」から、ビル・フリーゼルとジョン・スコフィールドの二人の捻れギターが、とことん捻れまくって、それはそれはもう、気持ち悪さを通り越して、快感に早変わり。凄い捻れ方。そんな二人の捻れを更に煽るように、ドラムのピーター・アースキンが叩きまくる。

Second_sight

2曲目のフリーゼル作「Small Hands」。フリーゼルのルーツのひとつ、カントリー・ミュージック調の曲が心地良い。フリーゼルののスティール・ギターのような響きのギターが実に特徴的。

そして、ECMレーベルのアルバムらしからぬ、単純なツイスト・ロックンロール・ナンバー、その名もずばり「Twister」。ジョンスコのポップなギターが素敵で、かなりのロック調で「ノリノリ」です。かえすがえすも、ECMレーベルとしては実に珍しいロックンロール調の楽曲。

他の楽曲についても、ジャズやフュージョンの枠に留まらず、様々なジャンルの音の要素を盛り込んで、メンバー一同、全編、実に楽しそうに演奏しています。ちなみに、6曲目の「Prayer Beads」で、リーダーのマーク・ジョンソンのベースの妙技が堪能出来ます。これってなかなかの名演です。マーク・ジョンソンのベースの個性をしっかりと感じ取ることが出来ます。

何と言っても、二人の捻れギターの聴き比べが、このアルバムの「いの一番」の楽しみ。その二人の捻れギターをしっかりとバッキングする、マーク・ジョンソンとピーター・アースキンのリズムセクションも、これまた聴きもの。良いアルバムだと思います。ECM独特のエコーも実に心地良く響きます。 

 
 

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Fight_3

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