最近のトラックバック

« マイク・マイニエリを見直したぞ | トップページ | 大変美しい皆既月食でした »

2011年12月10日 (土曜日)

「う〜〜、スペクトラム!」の名盤

古代ローマの戦士を思わせる甲冑や北欧のバイキングをイメージした被りもの付きの「ど派手」なコスチュームを着用、ギター、ベース、トランペット、トロンボーンの5人が最前列に並び、演奏しながら振り付けを合わせて踊り、楽器をクルクル回すパフォーマンスが凄かった。

ファンキーかつR&Bなブラス・ロックを基調としたフュージョン・ジャズ。1979年から1981年まで活動した、ジャンル不詳のブラス中心のファンク・バンド。その名は「スペクトラム(Spectrum)」。ファーストアルバム『Spectrum』は衝撃的だった。日本にもこんなブラス・ファンク・バンドがあったんや〜、と嬉しくなった。

そんなスペクトラムのセカンド・アルバムが『オプティカル・サンライズ(Optical Sunrise)』(写真左)。ファーストアルバムでは垢抜けない部分があって、それはそれで魅力だったが、このセカンド・アルバムでは、スペクトラムの持つ「音の個性」、ファンキーかつR&Bなブラス・ロックを基調としたフュージョン・ジャズに磨きがかかり、演奏がシャープになって、スペクトラムの音がばっちりと完成している。

収録されている、どの曲も良い出来である。3曲目「侍S」は、スペクトラムを代表するインスト・ナンバー。4曲目の「イン・ザ・スペース」は、2枚目のシングルとして発売され、ヒットした。テクニクスのステレオ・コンポ『THE SPACE』のテレビCMに使用されて、なんだか誇らしかったのを覚えている(ファンとはそういうものさ・笑)。

Optical_sunrise

そして、5曲目の「ミーチャン GOING TO THE HOIKUEN」は名曲・名演である。フリューゲル・ホーンの柔らかな音色と、曲間のミーチャンとメンバーの会話が凄く良い。曲のテンポもゆったりと歩くテンポで心地良く、ブラス・フュージョン・ポップスな雰囲気がほのぼのしていて、凄く心地良い。ちなみに、ミーチャンとは、当時の所属事務所アミューズの大里洋吉社長の娘とのこと(ファンとしては当時から知っていましたよ・笑)。

ちなみに、ラストの「サンライズ (Sunrise)」はイントロと間奏部分がスタン・ハンセンのテーマとして使用された曲である。このアルバムに収録されている曲って、リリース当時より今に至るまで、結構、TVやラジオでBGMやジングルとして使われているんですよね。はい。

ファンキーかつR&Bなブラス・ロックを基調としたフュージョン・ジャズ。切れ味抜群、情熱溢れる演奏は唯一無二。ジャンル不詳のコッテコテ&爽やかファンキーな個性の塊。1981年9月22日の武道館ライブを最後に解散してしまったが、スペクトラムの音は、今でも十二分に通用する。素晴らしい個性を持った、奇跡のようなバンドだった。

僕は、アルバムの中に隠し味の様に忍ばせる、スペクトラムのギャグセンスにも一目置いていた。「ミーチャン GOING TO THE HOIKUEN」のエンディング部分。当時はアナログ処理。テープ操作で早送り。ヴォーカル・コーラスを高音化しつつ、アニメ的な「ミーチャン声」に変化して、最後に「う〜〜、スペクトラム!」と叫ぶところ。何度聴いても良い(笑)。お後がよろしいようで・・・。

 
 

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」、「v_matsuwa」で検索して下さい。

Fight_3

がんばろう日本、がんばろう東北。自分の出来ることから復興に協力しよう。

« マイク・マイニエリを見直したぞ | トップページ | 大変美しい皆既月食でした »

コメント

「ミーチャン GOING THE HOIKUEN」で検索したらヒットしました。「ミーチャン・・・」は大好きな曲です。マスターが仰ることは勿論、小生は「TAKE THE A TRAIN」を髣髴させるとも思っています。
2011年12月23日(金)ドンペイさんが音楽監督兼プリンシパル・トランぺッターを務めるABCオーケストラのクリスマスコンサート(矢板市)を水戸市から聴きに行きます。

Jupiterさん、こんばんは。松和のマスターです。
 
いや〜、やっぱり、「ミーチャン GOING THE HOIKUEN」のファンの方々って
いるんですね〜。心強い限りです(笑)。「TAKE THE A TRAIN」を髣髴させる
とは、う〜ん感心しました。なるほど・・・。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/43329551

この記事へのトラックバック一覧です: 「う〜〜、スペクトラム!」の名盤:

« マイク・マイニエリを見直したぞ | トップページ | 大変美しい皆既月食でした »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ