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2011年12月27日 (火曜日)

ビッグバンド・ジャズは楽し・14

振り返ってみると、ジャズ者になってから、ビッグバンドを意識したのは「メイナード・ファーガソン楽団」だった。メイナード・ファーガソン(Maynard Ferguson)はトランペッター。ハイノートヒッターとして世界中で最も有名な人だろう。確か2006年8月に惜しくも逝去。

このメイナード・ファーガソンが主宰したビッグバンドを、初めて経験したアルバムが『Conquistador(邦題 : 征服者〜ロッキーのテーマ)』(写真)。1976年発売当時、FMでよくかかっていたのが「Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)」。映画「ロッキー」のテーマである。オリジナルでは無いのだが、このメイナード・ファーガソン楽団の「ロッキーのテーマ」は良かった。躍動感溢れ、元気の出るアレンジが魅力だった。

この「ロッキーのテーマ」の印象があって、それから1年ほど経って、1977年10月のこと、あの伝説のクイズ番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』の爽やかで躍動感のあるテーマソングが、このメイナード・ファーガソン楽団。そう「Theme From Star Trek(スター・トレックのテーマ)」である。

この爽やかで躍動感のあるビッグバンドの演奏に心動かされて、翌年、ジャズ者になって早々に、この『Conquistador』を手に入れた。僕の「ビッグバンド入門盤」である。

Mf_conquistador

という歴史的背景があって(笑)、メイナード・ファーガソン楽団と言えば、僕はこの『Conquistador』が愛聴盤。「Gonna Fly Now」や「Theme From Star Trek」など、俗っぽい曲ではあるが、その内容はとても良い。

アルバム全体の内容としては、メイナード・ファーガソン楽団がフュージョンに走った時代のもので、伝統的なビッグバンドの音の中に、エレピやエレベ、エレギの音が8ビートに乗って織り込まれており、8ビートのビッグバンド・ミュージックが「爽快感と躍動感」を現出している。加えて、ファーガソンのハイノートもバッチリ。

最近、リマスターされたCDを入手して、今ではこのリマスターCDでたまに聴き直すんだが、やっぱり「Gonna Fly Now」は良いし、「Theme From Star Trek」を聴けば、『アメリカ横断ウルトラクイズ』を思いだし、徳光アナの「米国へ行きたいか〜」の叫びが甦ってくる(笑)。そして、タイトル曲の「Conquistador(征服者)」は、伝説のボクサー具志堅用高の入場テーマに使われていたことを思い出した。

「Gonna Fly Now」や「Theme From Star Trek」、「Conquistador」以外の曲も、フュージョン・アレンジのビッグバンドとして良い出来の曲ばかりです。この『Conquistador』、ビッグバンドの入門盤として、取っ付き易くてお勧めです。

 
 

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