最近のトラックバック

« 演奏の切れ味良く、俗っぽく・・・ | トップページ | 「ファンキー&ソウルフル」がウリ »

2011年11月 1日 (火曜日)

こんなアルバムあったんや・4

今日は「こんなアルバムあったんや」シリーズの第4回目。今日の盤はフュージョン・ジャズ。

さて、1970年代後半はフュージョン・ジャズ全盛時代。8ビートの電気楽器インストは間口が広く、スタジオ・ミュージシャンや他の音楽ジャンルのミュージシャンなど、様々なミュージシャンが参入した。当然、フュージョン・ジャズのアルバムは玉石混淆としており、傑作もあれば、その分、駄作も多いという、なんともはや収拾の付かない状態になっていた。

ここに『Michel Colombier』(写真左)というフュージョン・ジャズのアルバムがある。

Michel Colombier(ミシェル・コロンビエ)とは、フランスの映画音楽、ポピュラー音楽のプロデューサーであり、作曲家&編曲家でもある。1939年生まれ、2004年11月に、65歳で鬼籍に入っている。映画音楽としては、アラン・ドロン「リスボン特急」やゲーンズブール「アンナ」など数々の作品を手がけている。日本ではフランスのフュージョン界のボス的存在として認識されており、一部で異様に人気が高い。

この『Michel Colombier』というフュージョン・ジャズのアルバムは、1979年のリリース。もとは、コロンビエとラリー・カールトンの共同プロジェクトとしてスタートしたものらしい。1979年と言えば、フュージョン・ジャズ全盛時代後期。人気に陰りが見え始めた頃。しかし、僕は、リアルタイムでこのアルバムを聴いたことは無い。

実は、この『Michel Colombier』というフュージョン・ジャズのアルバム、2011年6月22日にリマスタリングされ再発売。Tower Recordsのみ予約受付だったんで、ちょっと焦ったが、なんとか無事ゲット。このリマスタリング再発盤を入手して、目出度く初めて、この『Michel Colombier』を拝聴するに至った次第。
  
Michel_colombier
 
皆、名盤だ名盤だというので、どれどれと聴いてみたが、そうかなあ。1979年、フュージョン・ジャズ全盛時代後期としては、水準の出来では無いだろうか。適度にメリハリの効いた、耳当たりの良い、そして、時に刺激的な超絶技巧なテクニックが走る、当時のフュージョン・ジャズとしては無難な内容ではある。

しかし、リズム・セクションがちと違う。ベースとドラムが突出して異様に素晴らしいリズム&ビートを叩きだしている。誰だろう、と思いきや、ベースもドラムも一聴して判るものがある。一聴して判るベースはジャコ・パストリアス、一聴して判るドラムはスティーブ・ガッドとピーター・アースキン。ギターも一聴して判るのが、ラリー・カールトンとリー・リトナー。そうそう、マイケル・ブレッカーのテナーも一聴して判るなあ。

特に、個性的で、その演奏内容も秀逸なのが、歌うような流麗なフレーズをギターを弾くようにベースで叩き出すジャコ。そして、平均的な水準の出来の演奏に、縦ノリの個性的なビートを唯我独尊的に叩き出すガッド。フュージョン・ジャズのベースとドラムが好きな方、また、自分で演奏している方には必聴です。また、ジャコのファンの方には、この盤はマストアイテムでしょう。

ちなみに、この盤、日本盤は「ミシェル・コロンビエ・フィーチャリング・ジャコ・パストリアス」というアルバム名にしていたようで、それくらいジャコのベースが、バック・ミュージシャンの位置づけ故、少し控えめながらも大活躍です。

フュージョン・ジャズ全盛時代後期としては、水準の出来ではあるが、参加したミュージシャンが凄い。Michel Colombier (p,key), Jaco Pastorius (el-b), Jerry Knight (b), Steve Gadd (ds), Peter Erskine (ds), Larry Carlton (g), Lee Ritenour (g), Ray Parker, Jr. (g), Herbie Hancock (key), Michael Boddicker (key), Michael Brecker (ts), Tom Scott (lyricon), Airto Moreira (per)。キラ星の如く、当時のフュージョン・ジャズのスター・ミュージシャン達がズラリと名を連ねている。 

こんなフュージョン・ジャズのアルバムがあったんですね。いや〜、21世紀になって、そのリマスターCDが入手出来るとは思わなかったし、耳にできるとは思わなかった。いや〜入手出来てラッキーでした。

 
 

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」、「v_matsuwa」で検索して下さい。

Fight_3

がんばろう日本、がんばろう東北。自分の出来ることから復興に協力しよう。

« 演奏の切れ味良く、俗っぽく・・・ | トップページ | 「ファンキー&ソウルフル」がウリ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/42799875

この記事へのトラックバック一覧です: こんなアルバムあったんや・4:

« 演奏の切れ味良く、俗っぽく・・・ | トップページ | 「ファンキー&ソウルフル」がウリ »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ