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2011年10月 7日 (金曜日)

ジョン・レノン以来の喪失感

スティーブ・ジョブズの訃報に接して、丸一日が経った。さすがの僕も今回の訃報は「こたえた」。同じ時間を過ごしたイノベーターやリーダーが鬼籍に入る。しかも、尊敬するイノベーター、尊敬するリーダーが、である。

僕はそうそう、人を尊敬するタイプでは無い。「父親を尊敬する」なんて公言する奴は軽蔑するタイプだ。特に経営者に対して「尊敬の念」を抱くことは希である。そんな僕の数少ない、心から尊敬するリーダーの一人、イノベーターの一人が「スティーブ・ジョブズ」だった。そのジョブズが鬼籍に入った。

かなりの喪失感を感じている。なんだか、取り残された気分。なんだか、もうあかん、的な気分。心の張りを失ったかのような喪失感。こんな深い喪失感は、1980年12月8日、あのジョン・レノンの急逝以来である。

ジョンも僕にとって、数少ない、心から尊敬するリーダーの一人、イノベーターの一人だった。あの時は、僕はまだ二十歳そこそこ。相当にショックを受けた。1週間位、下宿にこもって痛飲した。今回は、その時に相当する喪失感である。

ジョブズは、ジョン・レノンとボブ・ディランが好きだったという。判るような気がするなあ。良く似たタイプやもんな。ジョンもディランも、不良少年や落ちこぼれから始まり、自らの心のままに自らを表現し、行動し、それに呼応して地位と評価がついてきた。ジョブズも同じである。そこにジョブズは共感を覚えていたのかもしれない。

僕はと言えば・・・。ジョンには「はまった」。ジョンがソロで、本来のジョン個人として、そのパフォーマンスを拡大していた時代に、僕は多感な年頃。完全に、ジョンには「はまって」、ジョンにはかなり影響を受けた。
 
John_dylan
 
ディランは、その世代では無かったので、あまり「はまらなかった」。若い頃、ディランには「胡散臭さ」を感じて、どうしても入れ込むことが出来なかった。しかし、歳を取って、その「胡散臭さ」が理解出来るようになって、ディランのメッセージ性が体感できるようになった。

僕がジョンで気軽に聴くことの出来る愛聴盤は『The John Lennon Collection』(写真左)。ジョンが亡くなった後、突如、1982年にリリースされたベスト盤。LP時代は、イギリス・日本とアメリカでは収録曲数が異なっていたが、CDでは世界共通となった。ジョンのソロアルバムは、それぞれ、その内容の濃さが凄まじいので、気軽に聴くことができない。僕は、LP時代からこのベスト盤が好きだが、特に、このCDでのリイシュー時、世界共通となった選曲と曲順がお気に入り。

ディランで気軽に聴くことの出来る愛聴盤は『Before The Flood』(写真右)。1974年1〜2月に行われた、ザ・バンドとの全米ツアーのライブ盤だが、その選曲は当時のディランのベスト盤といって良い位、バランスの取れたもの。ディランのソロアルバムも、それぞれ、内容が濃いので、気軽に聴くことが出来ない。僕は、このライブ盤の選曲とザ・バンドのコラボがLPでリリースされた時代からのお気に入り。

ジョブズ追悼として『The John Lennon Collection』と『Before The Flood』を流す。「おいおい、俺の好みとはちょっと違うぜ」というジョブズの声が聞こえてきそうだが(笑)。ここは僕の好みでお願いします(笑)。

さあ、明日からは気持ちを切り替える。いつまでも喪失感に浸っている時間は無い。ジョブズもそうだったように、僕にも余り時間は残されてはいないのだから・・・。ジョブズは鬼籍に入っても、ジョブズの精神は今も我々の記憶の中に残っている。ジョンの時と同じだ。心配はいらない。 

 
 

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