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2011年8月17日 (水曜日)

酷暑を忘れさせてくれる爽快感

このTorcuato Mariano(トルクアート・マリアーノと読むらしい)は、全く知らないギタリストだった。今から5年ほど前、iTMS(iTunes Music Store)をブラブラしていて見つけた。

当時、「Just for You」というコーナーがあって、ボタンを押すと、今までの購入したアルバムや試聴したアルバムの傾向を解析して、その解析した嗜好をもとに、iTMS内の未購入のアルバムをリコメンドするという優れもの。ある晩、そのボタンを押したら、このアルバムが出てきた。タイトルは『Diary』(写真左)。

いつも思うことだが、ジャズやフュージョンのアルバム・ジャケットって、優れたデザインのものが多いよね。このアルバムも何の変哲もない、どちらかと言えば、インパクトに欠けるジャケットかもしれない。

でも、このシンプルさが良いんだよな。ゴテゴテしていなくて良い。CDサイズはもとより、LPサイズでも、このアルバム・ジャケットのデザインは、シンプルで良い。ということで、ほとんどジャケ買い状態でダウンロード。

さて、このアルバムのリーダー、トルクアート・マリアーノは、アルゼンチン生まれのブラジル在住。ブラジルのトップ・ギタリストで、このアルバム『Diary』は、2006年当時、9年ぶりに発表したソロ・アルバムで、通算第3作目となったもの(今ではどうなんだろう)。ブラジルならではの、パーカッションにフュージョン系ギターを乗せた感じの、爽やかで美しい、爽快感溢れる1枚である。
 

Torcuato_mariano_diary

 
さて、CDトレイに載せて、スタート・スイッチを押して、スピーカーから出てくるマリアーノのギターの音とは・・・。あれ、これって、パット・メセニーのギターの音に似てないか。しかも、曲の途中に出てくるコーラスのワールド・ミュージック的な雰囲気も、パットに似てないか〜?。

う〜ん、盗作ではないにしても、雰囲気はパットに酷似している。とはいえ、聴き進めて行くにつれ、マリアーノの個性も十分に感じられ、単にパットの雰囲気をコピっている感じではない。
 
パットの音より、シンプルな作りになっており、シンプルな分、聴きやすく馴染みやすい、落ち着いた雰囲気のフュージョン・ミュージックである。

特に冒頭の「May」は秀逸。アレンジと言い、演奏全体の内容と言い、素晴らしい出来のフュージョン・ジャズである。リズム&ビートが打ち込みっぽいところが難点と言えば難点だが、アコギ中心の透明感、爽快感はなかなかのものがある。

どの曲も、落ち着いていて、爽快感が溢れていて、なんだか、ホッと一息つきたくなるような、実にリラックスできるフュージョン・アルバムです。どちらかといえば、夏の終わり、夕暮れ時から夜にピッタリなアルバムかなあ。とにかく、今年の酷暑を忘れさせてくれる爽快感です。

 

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Fight_3
 
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