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2011年7月12日 (火曜日)

メル・トーンズの楽しいヴォーカル

暑いさなか、汗が飛び散るような純ジャズは、ちょっと辛い。お洒落にアレンジされた西海岸ジャズに手が伸びる。

マンハッタン・トランスファーを聴き直して以来、ちょっとボーカル・グループづいている。たしか、アート・ペッパーが伴奏を務めた、ボーカル・グループのアルバムがあったなあ。確か、メル・トーメが絡んでいたような・・・。

そうそう、ジャズ・コーラスの元祖メル・トーンズ! そして、アート・ペッパーら、当時の西海岸ジャズの一流ジャズメンがバックを務めたアルバム『Back in Town』(写真左)。そうそう、あったあった。これこれ。

メル・トーンズと言えば、男性ボーカリストの雄、メル・トーメをリーダーに他4人の、合わせて5人のコーラスグループ。これがなかなか、お洒落で端正なコーラスで、西海岸ジャズのお洒落で良くアレンジされたバックとピッタリの相性で爽快感抜群。

1959年4月、ロスでの録音。メル・トーンズの楽しいヴォーカルをバックアップするのが、アート・ペッパー、ジャック・シェルドン、ヴィクター・フェルドマンなどを擁するマーティ・ペイチ楽団。ちなみにパーソネルを改めて列挙すると、Victor Feldman (vib), Marty Paich (p,org), Art Pepper (as,ts), Jack Sheldon (tp), Bobby Gibbons (g), Joe Mondragon (b), Mel Lewis (ds)。
 

Back_in_town

 
アート・ペッパーは、珍しくテナーとアルトの両方を吹いている。伴奏に徹しているので、長々とペッパーのソロを聴ける訳では無いが、伴奏での瞬間芸の様な、短いソロ・パートが実に魅力的。

多くは語らないが、短い語り口で言いたいことを全て言い切っているような、素晴らしいソロ・パートが輝いている。トランペットのジャック・シェルドンも好演。ペッパーと同じく、短いソロ・パートが実に魅力的。ペッパーもシェルドンもとても楽しそう。

そして、徹頭徹尾、西海岸ジャズしていて、お洒落に端正にアレンジされた、マーティ・ペイチのアレンジが実に良い。そして、ころころと転がるような、綺麗な音色のペイチのピアノも良いんだなあ。珍しくオルガンも弾いている。これもなかなか端正でお洒落。

決して出しゃばらないバックバンド。あくまで、フロントのボーカル・グループを盛り立てる。それでいて、しっかりと存在を主張するアレンジ。参考になる。一度、スコアを真似して書いてみたい。そして、演奏してみたい。それほどまでに、ペイチのアレンジは良い。お気に入りである。

よくアレンジされた、クールな西海岸ジャズをバックに、メル・トーメをリーダーに他4人のお洒落で端正なコーラス。これがなかなかでお勧め。シンプルでふくよかな爽快感で涼を誘ってくれる。いやいや、西海岸ジャズもなかなか良いなあ。 

 

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