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2011年6月11日 (土曜日)

ニール・ヤングの「1st.アルバム」

遠く、1970年代から、ニール・ヤングがお気に入りである。ニール・ヤングは、カナダ・トロント出身のシンガーソングライター。伝説のCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)やバッファロー・スプリングフィールドのメンバーでもあった。1969年、ソロデビュー。1995年にはロックの殿堂入りを果たしている。

高校時代、このニール・ヤングを初めて耳にした。当時、一年後輩のYが圧倒的なニール・ヤングのファンであった。我が映研の部室には、ぼろぼろのステレオ・セットがあるのだが、かけるアルバムの選択権はもちろん先輩の僕たちにある。しかし、Yは茶目っ気があって、僕たち先輩の目を盗んでは、こっそりとニール・ヤングのアルバムをかける(笑)。

最初は、鼻にかかったような、ちょっと不安定で弱々しい、個性的なハイトーンのボーカルに違和感があったのだが、これが聴き馴れるに従って、病みつきになる。確かにこのボーカルは曲者で、繊細さと荒々しさ双方を併せ持って、聴く者の心に直接訴えかける。

その一年後輩のYが持ち込んだアルバムの一枚に、ニール・ヤングの「1st.アルバム」があった。そのタイトルはシンプルに『NEIL YOUNG』(写真左)。印象派の絵画の様な自画像が凄いインパクトを醸し出している。このアルバム・ジャケットを見るだけでも、ニール・ヤングが只者でないことが判る(笑)。

Neil_young_1st

冒頭の、カントリー・ロックがベースのインスト・ナンバー「The Emperor Of Wyoming」を聴いて「おっ」と思う。僕は、カントリー・ロックにからきし弱い。そして、2曲目の、ミッドテンポのハードなナンバー「The Loner」で「おおっ」と思う。このハードなナンバーで、ニールの個性的なボーカルが強烈な説得力をもって迫ってくる。「これは凄い人だ」と高校時代、強く感じた。それ以来、ニール・ヤングは「お気に入り」の仲間入り。

70年代ロックのアーティスト達の個性を感じるには、ファースト・アルバムを聴くのが一番手っ取り早い。大凡、予算が少ないので、サウンド的にはチープな盤が多くて、聴いた当初は購入したことを後悔するが、長年、聴き込んでいくうちに、アーティスト達の個性がギッシリ詰まっている事に気がつく。

このニール・ヤングの「1st.アルバム」にも、ニールの個性がギッシリと詰まっている。基本はカントリー・ロックなんだが、そんなに単純なものでは無い。1960年代後半のサイケデリック・ロックの断片も見え隠れするし、ハードでヘビーなブルース・ロックのテイストもそこはかとなく感じる。リリース当時、ナンバーワン・ロックバンドだったビートルズからの影響も感じられて、「1st.アルバム」にして、ニールの音楽的特性である「音楽性の多様さ〜音楽的な要素がてんこ盛り」が全開。

アルバム全編を聴き通すと、ニールの個性が既に、この「1st.アルバム」にして、確立されていたことが判る。「1st.アルバム」の割に、アルバムとして良くまとまっており、音も最新リイシュー盤はリマスタリングが施されていて「良好」。ニール・ヤングを感じるには、まずこの『NEIL YOUNG』は聴かねばならないだろう。「1st.アルバム」だからといって避けてはいけない。逆に、「1st.アルバム」だから聴かねばならない類のアルバムである。

 

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コメント

こんにちは

 ぼくは、彼のアルバムは、一番はじめにHarvest→After the goldrush、その次に手にしたのがこのNeil Youngでした。確か、中学の修学旅行か林間の小遣いを余らせて買った記憶があります。
 After the goldrushが気に入りすぎててこのアルバムはちょっと物足りなさを感じたのを覚えてます。
 とはいえ、2曲目のThe Lonerの印象は強烈で、今でも彼のもっとも好きな曲の一つです。
 アルバムとしての完成度は低い感じがしますが、じっくり聞いてると、このアルバムほど、本当の「彼らしさ」がにじみ出ているように感じてきました。
 ジャケット中側の、紅茶を入れようとしている写真が「孤独な男」というイメージと妙にかぶるのが不思議です。

ところで、先週はAndrew Goldの訃報、ぼくにはすごくショックでした。

なんと言っても、On The Beachでしょう、またはTonght' the Nightだす!

demaさん、こんにちは。松和のマスターです。
コメント遅れました(^_^;)。
 
「After the gold rush」も名盤ですよね。ジャケットデザインを含め、
僕もお気に入りのアルバムです。

waniさん、こんにちは。松和のマスターです。
 
うんうん、「On The Beach」「Tonight' the Night」も名盤ですね。僕も
好きです。特に「Tonight' the Night」の飲んだくれボーカルは鬼気迫る
ものがあって、迫力満点ですね。

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