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2011年5月16日 (月曜日)

今日もちょっと「チェコつながり」

今年は季節の変化が激しい。GW前は、まだ寒の戻りの様な日があった。しかし、GW明けて、今朝はいきなり初夏の爽やかな朝である。うっすらではあるが雲がかかって、風が涼しく心地良い。

こんな季節の午前中は、ヨーロピアンなジャズが良い。んっ、ヨーロピアンなジャズ。それでは、オホン。今日もちょっと「チェコつながり」なジャズをご披露しよう(笑)。

今から7年前、2004年の春のこと。日本人ジャズ・ピアニスト、木住野佳子のアルバムがリリースされた。そのタイトルは『Praha(プラハ)』(写真左)。プラハと言えば、チェコ共和国の首都。宣伝文句には「チェコのプラハでの録音。弦楽四重奏とのコラボ」。当時は「これは企画モノか」と敬遠した。なんと浅はかな(苦笑)。

今回、チェコを訪問するに当たり、チェコ出身の名ベーシスト、ジョージ・ムラーツ繋がりで、この『Praha(プラハ)』というアルバムと再会した。まあ、企画モノでも「チェコつながり」やからええか、という軽いノリだった。

これが、である。なかなかの内容なのでビックリした。初めて聴いたのが、チェコへ行く飛行機の中。その徹頭徹尾、ヨーロピアン・ジャズな内容に心底、感服した。チェコはプラハでの録音の影響なのか、その空気のなせる技なのか、木住野のピアノ、ムラーツのベース、ズボリルのドラムが、そして、チェコ現地の弦楽四重奏の音が、少し悲しげに、エコー豊かに響くのだ。

このアルバム、発端は以下の通り。東京でのこと。木住野佳子が「ストリングスと一緒にアレンジしたい」と話していたら,ジョージ・ムラーツがすかさず「チェコのプラハの弦が素晴らしいから,僕が一緒に」の一言でレコーディングが決定したとか,しないとか? ほとんど、ムラーツ、それって「軟派」やん(笑)。
 
Praha
 
よって、この『Praha(プラハ)』には録音のテイスト、ドラマーやストリングスの人選に至るまで、ジョージ・ムラーツの感性が色濃く反映されている。でも、これが、木住野のピアノにピッタリなのだ。さすがはムラーツである。単なる「軟派なおっちゃんベーシスト」では無かった(笑)。
 
ちなみに、改めてパーソネルは、木住野佳子(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、パヴェル・ズボリル(ds)。2003年11月、チェコ共和国プラハでの録音になる。弦楽四重奏もプラハでの現地調達。これが、またエエ音出しとる。

こういう「企画モノ」は、用意する曲の良さ、つまりコンポーザーとしての力量と、弦楽四重奏とのコラボを前提としたアレンジ、つまりアレンジャーとしての力量、そして、演奏するミュージシャンのテクニック、つまりプレイヤーとしての力量、この「3つの力量」が優れていないと、単なる「弦楽四重奏とコラボしたムード音楽」に終わってしまう。

しかし、木住野を始めとした、ムラーツ、ズボリルのトリオは違った。そのピアノ・トリオの演奏は非常に優れたもの。さすが、チェコはジャズが盛んな中欧国。徹頭徹尾、ヨーロピアンな響きとフレーズがバンバン出てくる。特に、冒頭の木住野のオリジナル「フォレスト・レイン」は名曲であり、名演である。この1曲だけで、このアルバムは既に本懐を遂げたと言っても良い。

良いアルバムです。選曲も良し。エバンスゆかりの「ブルー・イン・グリーン」も良いし、木住野のオリジナル曲も良い出来だ。2曲目の「モルダウの風」など、タイトルから良い感じだ。

まあ、最後の木住野のソロ、ドヴォルザークの「家路」は蛇足だとは思うが・・・(笑)。あの冷静沈着で趣味の良い木住野が、チェコのプラハで、恥ずかし気も無く、あのベタベタで大衆的なドヴォルザークの「家路」をソロで弾いてしまうほどの「盛り上がり」である。このアルバムのどの演奏も優れたものであることは想像に難くない(笑)。

 

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