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2011年4月30日 (土曜日)

Physical Graffitiの聴き方・2

昨日は、1975年当時、既にCDの時代であったなら、この6枚目のアルバム用に書かれた8曲は、そのまま、1枚のアルバムとして収録された可能性がある。それでは、どういう曲順で、この8曲を並べるか。という発想が楽しい企画話をご紹介した。

しかし、この企画話には続きがある。それは、このコラム記事の作者オリジナルな続き話で、今度は、この6枚目のアルバム『Physical Graffiti』用に書かれた8曲から、どうしても、LP1枚で収録せざるを得なかった場合、この『Physical Graffiti』用に書かれた8曲から、どの曲を選択して、LPのA面、B面に配置するか、という話。
  
これもなかなか興味深い話で、過去のアルバムのアウトテイクや他のセッションで制作された曲に大した曲が無かったとしたら、当時、ZEPは、この「『Physical Graffiti』用に書かれた8曲から、どの曲を選択して、LPのA面、B面に配置するか」という状況に追い込まれていた可能性がある。
 
さて、その企画話の筆者は、どのような選択をし、どうような曲配置をしたのか。
 
A-1. Custard Pie
A-2. The Wanton Song
A-3. In My Time Of Dying

B-1. Trampled Under Foot
B-2. Kashmir
B-3. Sick Again
 
「In The Light」と「Ten Years Gone」が落選。「Trampled Under Foot」と「In My Time Of Dying」と順番が入れ替わっているが、これはLPの片面の収録時間を考慮した調整。ジミー・ペイジが「この曲は、この『Physical Graffiti』の中でも、キーとなった曲だ」と指摘した「In The Light」せざるを得ないこの選択は、ZEPとして断腸の思いだろうし、「In The Light」ファンの僕としても、その辛い思いは同じ。
 
Fhysical_graffiti_2
 
こいつはちょっと無理があるなあ。でも、LP時代の1975年当時であれば、しかも、当時、世界で人気ナンバー1のハードロックバンドの新譜である。多少の不具合があっても売れるに決まっている。断腸の思いをしても、それを押し殺して、この6曲構成、LP1枚に納めてリリースに踏み切った可能性は大いにある、と思っている。
 
しかし、この6曲選択の曲順を一連の流れとして聴くと、これはこれで「あり」かなと思います。あくまで、オープニングの2曲は「Custard Pie」「The Wanton Song」は不動(笑)。確かに、この2曲は良く出来ている。しかも、この順に並べると、さらに双方の曲の魅力が相乗効果的に増すから不思議。

「In The Light」と「Ten Years Gone」の存在を僕たちは知っているんで、ちょっと無理があると思いますが、この「In The Light」と「Ten Years Gone」の2曲の存在と内容を知らなければ、これはこれで十分に当時、受け入れたと思います。
 罪作りな、優れた内容だった「過去のアルバムのアウトテイクや他のセッションで制作された曲」の存在が悪かったのか、はたまた、その存在が良かったが故に、2枚組の大作であり大傑作が生まれたのか、この『Physical Graffiti』に纏わる話はまだまだ尽きない。
 
それほどに、この『Physical Graffiti』は大傑作だと言うことだろう。これだけの曲選択、曲順変更に耐える楽曲が15曲あったこと自体が「ロック界の奇跡」と呼んで良い事実だと思います。
 
 
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