« このデュオは本当に絶品である | トップページ | 続・「The Beatles USB BOX」 »

2011年2月19日 (土曜日)

「The Beatles USB BOX」をゲット

すっかり忘れていた。触れ込みが「世界限定30,000本」。予約時点で完売だった、はず。価格も価格だけに諦めた。その垂涎のアイテムとは『The Beatles USB BOX』(写真)。
 
その触れ込みの文章がふるっていた。その触れ込み文は以下の通り。
 
「ビートルズ初のUSBメモリ、限定コレクターズ・エディションで登場。コレクター仕様の「アップル・シェイプド」USBメモリ。グリーン・アップルをかたどった「リンゴ型」のユニークなデザインは、まさにビートルズならではのもの。世界限定30,000本、注目のオフィシャル・コレクターズ・アイテムです。ステレオ・ボックスの内容をそのまま完全収録」。
 
これだけでは「なんやステレオ・ボックスのCDをUSBに置き換えただけやろ」なんだが、更に触れ込み文を読み進めていくと、
 
「このUSBメモリ用に特別にデザインされたFlashインターフェースがインストールされており、オーディオ・コンテンツは、CDをしのぐFLAC 44.1Khz 24bitで収録され、加えてMP3 320Kbpsフォーマットでも収録されています。PC とMac 両方に対応」。
 
なに?「CDをしのぐFLAC 44.1Khz 24bitで収録」とな。これは事件である。「MP3 320Kbpsフォーマット」なんてどうでも良い。しかし、「このUSBメモリ用に特別にデザインされたFlashインターフェースがインストールされ・・・」とあり、素直に解釈すると「FLACで収録したけれど、専用ソフトでしか再生できない、ファイルを自由に扱えない」だ。う〜ん、FLACファイルであっても、最終的にピュア・オーディオ系のステレオ・セットで再生できんとなあ。
 
以上の様に迷いに迷って、結局「This item is currently not available.」となって、ちょっとだけ内心ホッとして、完売やし高いし、諦めよう、と相成った。
 
The_beatles_usb
 
しかし、このThe Beatles USB BOXがリリースされた後の、FLAC 44.1Khz 24bitの音の評判をネットで読むにつけ、やっぱ手に入れておいた方が良かったなあ、と後悔しきり、である。が、とある切っ掛けで、Amazonのビートルズ・コーナーを徘徊していたら、The Beatles USB BOXのUS仕様が「在庫あり」となっているではないか。思わず「ポチ」っとな、である(笑)。そうそう手を出せる価格ではないのだが、この場合、そんなことを言っている場合では無い。
 
そして、今日の夕方、我が家にやって来ました『The Beatles USB BOX』。早速、ネットでの情報通り、そそくさとITunesにデータ移行を開始する。僕はMacユーザーですから、、USBメモリ内のFLACファイルを直接触って、フリーソフトである「X Lossless Decoder」を使って、AIFFファイルに変換、iTunesにライブラリに「アップルロスレス」の設定でインポートする手順で移行しました。所要時間約1時間弱といったところでしょうか。
 
早速、何曲か聴いてみたんですが・・・、これがですね、やはり音が違いますね。モノラル盤CDは別格として、今回のリマスターのステレオCDもなかなかやな〜とは思いつつ、何かが足らないと思っていたんですが、この24bitフォーマットのステレオ盤を聴いて「これだ」と思いました。24bitフォーマットは、CDよりもきめ細やかな密度が高い音で、しかも、明らかに分離がよく定位も良好。ビートルズのステレオCDは、現時点では、この『The Beatles USB BOX』で決まりでしょう。
 
24bitフォーマットは解像度を追求する方向の代物なので、モノラル盤に対しては、あまり意味の無いものだと思うので、今回のビートルズのリマスターの結果として、『モノラル盤BOX』と『The Beatles USB BOX』があれば、相当に楽しめると思いました。
 
ただし、『The Beatles USB BOX』は、PCオーディオのマニアのレベルでは無いと、PC環境を介して、ピュア・オーディオでの再生など、結構、特殊な環境と知識が必要になるので、一般のユーザーの方は安易に手を出さない方が良いかと思います。USBのリンゴ型は可愛くて置物としても秀逸ですが、置物に2万円以上の投資は過剰過ぎるでしょう(笑)。
 
 
 
★Twitterで、松和のマスターが呟く。検索で「松和のマスター」を検索してみて下さい。名称「松和のマスター」でつぶやいております。
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

« このデュオは本当に絶品である | トップページ | 続・「The Beatles USB BOX」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「The Beatles USB BOX」をゲット:

« このデュオは本当に絶品である | トップページ | 続・「The Beatles USB BOX」 »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  
2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

カテゴリー