最近のトラックバック

« 成熟したフュージョン・バンド | トップページ | このデュオは本当に絶品である »

2011年2月17日 (木曜日)

ジャズ・ボーカルを学び直す

昔々、1970年代ロックを聴いていて、歌詞は全て英語、何を歌っているのか判らない、ということで、歌詞はいらん、でもインストは大好き。それでは、ということでジャズに走った。
 
ジャズに走っても、ボーカルは避けて通った。とにかく、英語の歌詞である。何を歌っているのか判らない。だったら無い方が良い。ジャズについては、ボーカルを避けて、インストを追いまくった。そして、早30年以上の年が流れた。
 
本業の甲斐もあって、英語のヒヤリングがなんとなく出来るようなって来た。なんとなく英語の歌詞がヒヤリング出来る様になって来た。この調子でいくと、ジャズ・ボーカルもそろそろ良いんじゃないか、という想いが高まってきた。
 
で、2年前くらいから、ジャズ・ボーカルにチャレンジし始めた。といって、コテコテのジャズ・ボーカルはまだまだ重荷である。黒人の感情の全てをこめた、渾身のジャズ・ボーカルは、やはりちょっと重い。まだまだ、肉声という楽器を心一杯で受け止める力は、僕にはまだ無い。
 
最初は、ブラック・コンテンポラリー(Black Contemporary)的なライトでポップなジャズ・ボーカルを選んで聴き始めた。略称ブラコン、今では、もとに戻った「R&B」と呼ばれる、ライトでポップなジャズ・ボーカルを追い始めた。
 
なんだ、マスター、それは違うんじゃちゃうか、と言わないで下さい。はい、僕もちょっと軟弱だとは思います。でも、まだ、黒人の感情の全てをこめた、渾身のジャズ・ボーカル、例えば、ビリー・ホリデイのボーカルは、まだ受け止めることが出来ないんです。ジャズ・ボーカルの歴史に名を残す歌い手の感情がまだ受け止めれるほど、僕はまだ人生経験が足らない。
 
The_openended_fantasy
 
ということで、ライトでポップなジャズ・ボーカルで、ジャズ・ボーカルを学び直し始めています。今日は、Nina Vidal(ニーナ・ヴィダル)の『The Open-Ended Fantasy』(写真左)。ニーナ・ヴィダルのセカンド・アルバムである。
 
アレンジが秀逸である。実にポップでライトなジャズ・ボーカルである。これがジャズ・ボーカルか、と揶揄するベテラン・ジャズ者の方々もいるでしょうね。でも、このライトでポップなボーカルが、実に聴き易くて、実に安心してボーカルに没頭することが出来る。そんな雰囲気満載のニーナ・ヴィダルの『The Open-Ended Fantasy』である。
 
実にベタなんですが、6曲目のポール・マッカートニー&ウィングスの名曲のカヴァー「My Love」は、やっぱり良いですね。ニーナ・ヴィダルのボーカルの良さが、心にしみじみと、じんわりと伝わる名唱です。そして、ピアニストでもある彼女のセンスが活き活きと伝わる、9曲目の「The Open-Ended Fantasy」。ピアノの音色が実に素敵です。
 
そして、何より、ニーナ・ヴィダルのボーカルが良い。テクニック抜群、女性ならでは声の力強さが魅力的、そして、ポジティブな声色が良い。バックの明るいポップなアレンジとピッタリ合って、全編13曲を一気に聴き通してしまう。
 
良いアルバム、良いボーカルです。仕事の傍らや、何かの作業をしながらの「ながら」聴きにも最適です。聴き心地良く、それでいて、ポップに流れない、演奏やボーカルの底にあるジャジーな響きが心に「ガツン」とくる。そんな実に魅力的でカジュアルなライトでポップなジャズ・ボーカルです。次作が楽しみです。
 
 
 
★Twitterで、松和のマスターが呟く。検索で「松和のマスター」を検索してみて下さい。名称「松和のマスター」でつぶやいております。
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

« 成熟したフュージョン・バンド | トップページ | このデュオは本当に絶品である »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/38910816

この記事へのトラックバック一覧です: ジャズ・ボーカルを学び直す:

« 成熟したフュージョン・バンド | トップページ | このデュオは本当に絶品である »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ