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2011年2月 1日 (火曜日)

「ペト」の米国での到達点

ミシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani・略称ペト)。先天性疾患による障害を克服し、フランス最高のジャズ・ピアニストと評価される。1981年にカリフォルニアに旅立って以来、1985年にNYに移り、1994年、母国のフランスに戻るまで、米国でのペトの成果は、この『プレイグラウンド(Playground)』(写真左)に凝縮されている。
 
ミシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani)の『プレイグラウンド(Playground)』は、米国におけるペトの集大成。ペトのピアノは限り無く美しい。次作の「Live」と併せて、ペトのピアノを心ゆくまで、愛でることが出来る。「ピアノのミューズ」がここにいる。
 
それまで、ペトの打楽器的な『打鍵の強さ』が心なしか和らいで、ピアノの響きがとても美しい。マナーは「エバンス派」。タッチの確かさは「チック譲り」。このアルバムでのペトの演奏は、トラディショナルな純ジャズを踏襲しているのではなく、コンテンポラリー・ジャズ的な演奏がギッシリと詰まっている。
 
11曲中10曲がペトルチアーニ自身による作曲。ペトの作曲と編曲の才能が、はち切れんばかりに輝いている。美しい。とにかくピアノの響きが美しい。ちなみにパーソネルは、Michel Petrucciani (p,syn), Adam Holzman (syn), Omar Hakim (ds omit 5), Steve Thornton (perc), Anthony Jackson (b), AldoRomano (ds on 5)。1991年の作品。収録曲は以下の通り。
 
Petrucciani_playground
  
1. September Second
2. Home
3. P'tit Louis
4. Miles Davis' Licks
5. Rachid
6. Brazilian Suite #3
7. Play School
8. Contradictions
9. Laws of Physics
10. Piango, pay the man
11. Like that
 
オマ・ハキム(Omar Hakim)のドラミングが生み出すビートが「要」の一端を担っている。スティーブ・ソーントン(Steve Thornton)のパーカッションも、ペト独特のビートを生み出す一端を担っている。そして、ベースのアンソニー・ジャクソン(Anthony Jackson)。独特のベースラインが、これまた、ペト独特のビートの底を支える重要な役割を担っている。
 
聴けば判る。この『プレイグラウンド(Playground)』は、米国のペトの集大成。先天性疾患による障害で、いつ命が終わるのか判らない中、ペトは、通算13年の年月の中で、このペト独特の美しきジャズ・ピアノの響きを手に入れた。とてつもなく素晴らしい成果であった。
 
 
 
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