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2011年1月22日 (土曜日)

フュージョン・ギターの大会合

ちょっと古い話で申し訳ないが昨年の秋の事になる。リー・リトナーのアルバムを物色していたら、なんだか凄い新譜を見つけた。その名は『6 String Theory』(写真左)。
 
ちょっと調べてみたら「6 String Theory」とは、そもそもは、リー・リトナー主催、ヤマハ・コンコード・バークリー音楽大学協賛の、ギター・コンテスト、とのこと。世界中からオンライン応募、オンライン審査により6部門(ロック、ブルース、ジャズ/フュージョン、カントリー、アコースティック、クラシック/フラメンコ)の最終選考6名が選ばれ、LAでのライブで優勝者を決定。へぇ〜、そんなコンテストがあったんや。
 
さて、このアルバムは、そのコンテストの名を冠したアルバムなんだが、この内容がなんともはや凄まじい。フュージョン・ジャズ、コンテンポラリー・ジャズ畑から、なんと総勢20名のギタリストが参加、まさに夢の様な「大ギタリスト集会」の様な様相を呈しています。日本からは布袋寅泰が参加しています。
 
これがまあ、流石に名うてのギタリストが、その個性とテクニックを駆使して、丁々発止とやり合うわけですから、なかなかに聴き応えのある内容になっています。
 
と言っても、ギター同士の「つばぜり合い」という激しい内容というよりは、和気藹々とした和やかな雰囲気の中で、お互いがお互いの音をしっかり聴きながら、その場面場面で個性とテクニックを発揮する、という玄人好みの内容とでも表現したら良いでしょうか。
 
所謂、フュージョン・ジャズ、コンテンポラリー・ジャズの上質なギター・パフォーマンスを聴くことができます(ところどころ、ロックの語法になってたりしますが・笑)。構えずにリラックスして聴ける、上等のインスト・アルバムでしょう。
 
6_string_theory
 
その収録曲と参加ギタリストを以下に並べてみると、
 
1   Lay It Down [featuring John Scofield and Lee Ritenour]
2   Am I Wrong [featuring Keb' Mo' and Taj Mahal]
3   L.P. (For Les Paul)
[featuring Lee Ritenour, Pat Martino, and Joey DeFrancesco]
4   Give Me One Reason
[featuring Joe Bonamassa and Robert Cray]
5   "68"
[featuring Steve Lukather, Neal Schon, and Slash]
6   In Your Dreams
[featuring Steve Lukather, Lee Ritenour, and Neal Schon]
7   My One and Only Love [featuring George Benson]
8   Moon River
[featuring George Benson and Joey DeFrancesco]
9   Why I Sing the Blues
[featuring B.B. King, Vince Gill, Keb' Mo', Jonny Lang, and Lee Ritenour]
10   Daddy Longlicks [featuring Joe Robinson]
11   Shape of My Heart
[featuring Lee Ritenour, Steve Lukather, and Andy McKee]
12   Drifting [featuring Andy McKee]
13   Freeway Jam
[featuring Mike Stern, Tomoyasu Hotei, and Lee Ritenour]
14   Fives [featuring Guthrie Govan and Tal Wilkenfeld]
15   Caprices, Op. 20, No. 2 and 7 [featuring Shon Boublil]
 
ね〜、錚々たるメンバーでしょう。20人のギタリストについては、それぞれの、音の個性、テクニックの個性が聴き分けられるところが、これまた凄いですよね。ジャズ・ギターの「一国一城の主」が集結って感じです。
 
いやはや、何度聴いても心地良い。フュージョン・ジャズ、コンテンポラリー・ジャズ畑のギター・ファンの方々でしたら、このアルバムは一聴の価値有り、でしょう。
 
 
 
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