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2010年12月12日 (日曜日)

Sony Rollins : The Freelance Years

ソニー・ロリンズの聴き直しを始めて、やっとプレスティッジ・レーベル時代を終えんとしている。
 
プレスティッジ時代の次は、「Freelance Years」と呼ばれる、コンテンポラリー・レーベルとリバーサイド・レーベルのアルバムが続く。専属契約せずに、フリーランスで演奏活動をしていた時代。プレスティッジ時代のブロウは、アレンジを含め、荒削りなところが残っており、それが魅力と言えば魅力だが、課題と言えば課題だった。
 
その「Freelance Years」と呼ばれる、コンテンポラリー・レーベルとリバーサイド・レーベルのアルバムに残した全58曲を収録したジャズ・ファン必携の5枚組ボックスセットが『The Freelance Years: The Complete Riverside and Contemporary Recordings』(写真)。ロリンズのリーダー・セッションは当然のこと、サイドメンとして参加したセッション・アルバムでの演奏も収録されている。
 
ちなみに、ボックスのデザインは2種類ある。2000年、日本でも発売された当初発売の頃は右のデザイン。しかも日本バージョンは「20Bit K2リマスター」だった。今では、US盤のみになるが、現在のデザインは左のデザインになっている模様。どちらも良い感じである。

Rollins_freelance

 ロリンズのコンテンポラリー・レーベルとリバーサイド・レーベルのアルバムを聴き通すと、曲のアレンジの面がかなり改善され、ロリンズのプレイも非常に落ち着いている。恐らく、曲のアレンジする際に、アドリブの骨格やイメージが整理されてくるんだろう、非常に安定感のあるインプロビゼーション部が特徴。ブロウ全体に余裕が感じられ、成熟したジャズ・テナーを聴くことができる。
 
特に、米国西海岸、コンテンポラリー・レーベルの諸作は傑作である。特に『Way Out West』と『Sonny Rollins And Contemporary Leaders』の2枚は傑作中の傑作。ロリンズ初期の到達点を記した傑作と言える。とにかく、聴いていて楽しいのだ。そして、ロリンズのブロウは歌心満点。時にひょっこり顔を出すユーモアなブロウも味がある。
 
この『Freelance Years』5枚組ボックスセット、お勧めはお勧めなんですが、このボックスセットの曲順は収録順になっているみたいなので、iTunesなどでアルバム毎に組み替えるのが大変。ジャズ者初心者の方は海外盤で一枚一枚揃える方が良いと思います。

さあ、今週から、ソニー・ロリンズの聴き直しシリーズは、「Freelance Years」と呼ばれる、コンテンポラリー・レーベルとリバーサイド・レーベルのアルバムに突入である。実に楽しみ。 
 
 
 
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