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2010年12月25日 (土曜日)

ノエルの夜はムーディー・ジャズ

今日の我が千葉県北西部地方は快晴。今年一番の寒さだったようだが日差しは暖かい。20分も歩くとホカホカしてくる。あまりの快晴なので、午前中の無駄な時間を取り戻すべく、午後は大掃除第一弾。腰を痛めて、夕方から夜にかけてちょいと寝込みましたが・・・(>_<)。 
  
なんだか慌ただしい年の瀬的な雰囲気ですが、まだ今日は25日。まだまだノエルの季節でございます。晩ご飯を済ました後、クリスマスの夜くらいは、ムーディーにいきたいものです。
 
ということで、今晩はムーディーなジャズでいこうと選んだアルバムが、Coleman Hawkins(コールマン・ホーキンス)の『At Ease with Coleman Hawkins』(写真左)。1960年1月の録音。Coleman Hawkins (ts), Tommy Flanagan (p), Wendell Marshall (b), Osie Johnson (ds)。
 
ホーキンスは1904年生まれ。このアルバムは1960年録音ですから、御年は56歳。ジャズとしては年齢的に充実した時期で、確かに、このアルバムでのホーキンスは絶品です。どうしたらこんなに歌心溢れる、情緒溢れるブロウが出来るのだろうと聴く度に感心します。耳元で囁くように、ある時は、むせび泣くように、ある時は、大らかに微笑むように、ゆったりとした、スローなテンポの曲を次々と吹き上げて行きます。
 
確かに当時、ホーキンスは、ハードバップの当時最新の奏法、語法からは遠く離れていたかもしれませんが、聴く側のジャズの成果には、そんな評論家的な評価は関係ありません。ゆったりとした、スローなテンポの中で、しっかりと感情移入をコントロールしつつ、これだけ情感溢れるエモーショナルなテナーは、なかなか聴けるものではありません。
 
Chawkins_atease
  
バックのミュージシャンを見渡せば、ピアノ職人トミー・フラナガンの参戦が目を惹きますね。フラナガンは当時、ホーキンスのレギュラー・カルテットとして参加していたそうで、確かに、ホーキンスのテナーにピッタリ寄り添うように、伴奏を繰り広げていきます。フラナガン節が炸裂です。フラナガン節がぴたりと決まった時などはゾクっとしますね〜。やはり、フラナガンのバラードの伴奏は素晴らしい。
 
さすが伴奏のエキスパート。とにかく洒落ていて、流麗で、それでいて、タッチはカッチリしていてバップな香り漂い、底にしっとりと黒いファンキーさを置いたピアノはフラナガンならではのもの。この素晴らしいフラナガンのピアノも聴きものです。
 
他の2人、ベースのウェンデル・マーシャル、ドラムのオージー・ジョンソンも堅実。やはり名盤と言われるには、参加メンバーそれぞれの演奏レベルの高さが必要ですよね。ホーキンスのテナーを、フラナガンと共に、マーシャルのベースとジョンソンのドラムがしっかりと支えます。ゆったりとした、スローなテンポのビートの底を、地味にシッカリと押さえているところが堪りません。
 
ホーキンスの極上のバラード集です。そして、サイドメンのフラナガン、マーシャル、ジョンソンの3人にとっても伴奏者としてのベストプレイの一枚でしょう。「ノエルの夜はムーディー・ジャズ」のテーマにピッタリの、ホーキンスのテナーの音色です。
 
 
 
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